木曽川水系馬瀬川 馬瀬川第二ダム湖                       2020/07/26 更新
  
 岐阜県下呂市金山町岩瀬にある馬瀬川第2ダムは木曽川の支流飛騨川の支流馬瀬にある中部電力が管理する発電用の重力式コンクリートダム。ダム湖の総貯水量は9,736,000m3有効貯水量は6,100,000m3。発電は堰堤直下の馬瀬川第二発電所で認可出力は66,400kW。堰堤直下に見えるのは送電設備で発電所は地下式で放流は地下水路で飛騨川の大船渡ダム湖へ流される。このため馬瀬川に水が流れなくなるため河川維持水を得る取水設備は水位変動に対応した浮きドック式になっている。
 馬瀬川第一ダムは存在しないのでダム名は発電所名に由来する。また、このダムは岩屋ダムを上池とする馬瀬川第一揚水発電所認可出力288,00
0kWの下池となっている。
 洪水吐は右岸寄りにクレストラジアルゲートが3門。堰体から発電所への送水管が出ている。揚水発電のためダム湖の水位の変動は最大12mと大きい。ダムの放流を知らせるのは通常サイレンのみだが、馬瀬川は鮎釣りの名所で釣り人が多いため放流を知らせる広報車が廻り、管理所の放送でも注意を呼びかける。
 馬瀬川沿いに国道256線を下って飛騨川に合流する手前に飛騨金山ぬく森温泉(アルカリ性単純温泉)があり、入浴時間は7時から9時までと11時から21時までで大人450円、小学生300円、未就学児無料。木曜日は13時から21時まで、毎月第3木曜日は休館。祝日の場合第3火曜日。
 道の駅から500mほど走り県道を少し入ったホテル美輝のスパー美輝(アルカリ性単純温泉)の入浴時間は10時30分から21時30分までで大人700円、小、中学生400円、未就学児無料。原則無休。

堰堤天端からダム湖
堰堤天端左岸側からダム湖

堰堤天端右岸側からダム湖

堰堤天端から右岸側

堰堤天端からダム湖上流部

右岸から左岸県道86号線

港橋付近から堰堤方向

港橋付近からダム湖右岸

港橋から県道86号線井谷橋

上流の県道86号線港橋  港橋は工事中の濃飛横断自動車道開通で県道に

左岸から右岸

ダム湖左岸から堰堤

右岸ダム湖側から堰堤

下流側から堰堤

港橋付近からダム湖右岸

市道岩屋橋から下流側

ダム湖側から堰堤

右岸ダム湖側から堰堤

堰堤天端から下流側

監左岸県道86号線から堰堤

馬瀬川第二ダム管理所

堰堤天端から馬瀬川第二発電所送電設備

ホテル美輝     施設のHPから

下流側から洪水吐

ダム湖側から洪水吐

発電所取水設備

左岸から発電所送水管

浮きドック式河川維持水取水装置

河川維持水取水装置の監視カメラ

河川維持水の放流口

減勢池へ河川維持水の放流

堰堤天端
堰堤天端から発電所送水管 クレストゲート開閉装置
堰堤天端から減勢池

ダム湖管理艇
右岸検査廊入口 県道86号線井上橋と湖底の旧井上橋
市道岩屋橋から上流側