淀川水系宇陀川　宮奥ダム　宮奥湖                           　2023/12/26 更新
 
　奈良県宇陀市大宇陀区宮奥にある宮奥ダムは淀川水系宇陀川にある奈良県が管理する洪水調整、潅漑用水、簡易上水道用水を目的とする重力式コンクリートダム。奈良県が生活貯水池として室生ダム上流の宇陀川に造った小規模ダム。
　ダム湖は宮奥湖と命名され、最大貯水量は５８０,０００m³、有効貯水量は４７５,０００m³。洪水吐は自然越流式の非 常用クレストゲートが４門で常用洪水吐はない。選択取水装置は多孔式スライドゲートが垂直に設置されている。
　堰堤天端は狭く遊歩道になっており下流側から右岸にも道路がある。左岸に管理所があり、その前にピラミット型のモニュメントとトイレがある。堰堤直下に簡易上水道の浄水場と配水池がある。河川維持水放流設備はミニ発電所のような形態だが発電は行われていない。
　国道３７０号線に出て宇陀川に沿って３kmほど下ると宇陀市拾生に日帰り入浴施設「大宇陀温泉あきののゆ」がある。入浴時間が１０時から２１時までで、平日大人７５０円、３才以上小学生３７０円、休日(土日祝)大人８００円、３才以上小学生４００円。毎週木曜日(祝日は営業)は休館。
宇陀市直営となり、市民に対しての別料金も設定された。