鵜飼川水系鵜飼川　小屋ダム　宝水湖                         　2020/07/03 更新
 
　石川県珠洲市宝立町柏原にある小屋ダムは、鵜飼川にある石川県が管理する洪水調整、流量調整、水道用水の多目的ダムで堰堤はロックフィル式。発電は河川維持水の放流を兼ねて認可出力２７０kWのダム管理用の電力を得ている。完成から１７年と新しく堰堤の草木は少なくて積んだ岩が見える。堰堤天端は歩行者のみ通行可能で、堰堤直下にふれあい広場とパットゴルフ場の芝生広場がある。洪水吐は自然越流式で水門は無いが下部にも常用洪水吐が開いている。
　ダム湖は宝水湖と命名され、総貯水量は３,０５０,０００m³、有効貯水量は２,７００,０００m³。ダム名の記念碑は管理事務所側には無く、堰堤右岸のイベント広場にある。右岸インクライン付近に親水広場がある。
　左岸の支流側のダム湖に県道２６号線の芦谷トンネルから続いて芦谷大橋が架かっている。左岸の道路を上流側へ向かうと県道２６号線には出られず、県道２８０号線に繋がっている。県道２６号線を東進すると恋路海岸の景勝地見附島に出る。そこから国道２９４号線を南下すると恋路ロマンチックパークの弁天島へ出る。県道２６号線を西進すると北河内ダムへ出る。
　川の名前通り、ここにはカワウが生息している。水面では首だけ出して体は水に隠れていて、突然飛び出すので驚かされる。カワウは各地で漁業被害や糞害を引き起こして狩猟対象となったが肉が不味いので捕る人はいないらしい。