庄川水系利賀川 利賀ダム湖       2022/08/26 更新
 
 利賀ダムは富山県南砺市利賀村押場地先で国土交通省北陸地方整備局が建設中の重力式コンクリートダムで、最大貯水量31,100,000m3、有
効貯水量26,400,000m
3の洪水調整を主目的とする多目的ダム。利賀ダムの工事用道路は南砺市利賀村栃原の国道156号線を起点とし利賀
行政センター前までの9.3kmの新設道路で
ダム完成後は国道471号のバイパスとして使用される。この工事用道路は全長9.3kmの内約66
%をトンネルが占めている。完成は2008年とされていたが現在、取付道路の工事中でダム本体の工事は、2024年から始まり完成は2031年
の予定となっている。
 国道156号線と
国道471号を結ぶ利賀大橋は2018年10月14日に完成し供用開始されている。このダムの最大のメリットは利賀地区が高
規格道路で最短距離で結ばれることで、現在、南砺市利賀地区へ行くには一部のカーナビでは案内されないが、国道156号線の道の駅たいら付近か
ら利賀そばの郷まで危険箇所のない2車線の道路で結ばれている。ここは県道でなく山の神林道だが利賀地区から南砺市中心部へ行く人はほとんどこ
こを通る。民主党政権の誕生で利賀ダムの工事は遅れたが、道路は国道471号線改良工事として進められトンネルや橋梁は、ほぼ完成している。
 水没地域内に関西電力利賀ダム(豆谷ダム)があり、利賀ダム完成後は水没する。ここに写っている木々も水没し、このあたりの風景も一変する。関
西電力豆谷ダムの水は導水路で庄川本流の大牧発電所・最大出力15,600kWに送られているため、利賀ダム完成後も導水管を一部付け替えて発電
可能。利賀川は小牧ダム湖に流れ込んでいる。


国道471号線パーキングから豆谷ダム湖

利賀ダム湛水イメージ  国土交通省 利賀ダム工事事務所から 

国道471号線パーキングから豆谷ダム湖

関西電力利豆谷ダムに架かる湖面橋の橋脚

長崎大橋から利賀大橋

完成した利賀大橋

国道471号線から市道付け替えトンネル

斜面に多く見られる山藤

大牧温泉行き定期船から関西電力大牧発電所

大牧温泉行き定期船から関西電力大牧発電所

長崎地区の案内板 拡大

令和4年度利賀ダム工事情報 国土交通省 利賀ダム工事事務所から 拡大 

関西電力豆谷ダム  利賀ダム工事事務所から

関西電力豆谷ダム     Google Mapから

工事中のウシクルビ谷橋

国道156号線から小牧ダム湖の利賀川河口

国道156号線から小牧ダム湖の利賀川河口

豆谷ダムに架かる湖面橋  丸河商事(株)から

国道156号線側から利賀大橋

大牧温泉行き定期船

豆谷大橋 矢田工業(株)から