2025/03/06
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市の富山県民公園太閤山ランドの灌漑用溜池・女池のマガモ
2025/01/18 撮影
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今日の列車(万葉線・新湊港線)

海王交通車庫前を走るMLRV1003越ノ潟行き 2023/10/25 撮影
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今日のダム湖

高高山市朝日町にある中部電力の朝日ダム湖 2011/06/20 撮影
国道361号線旧道から
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今日の植物

射水市の県民公園太閤山ランドの紫陽花ピーターパン 2015/06/22
撮影
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富山地鉄不二越・上滝線、国支援も視野に再構築検討へ
藤井富山市長、利便性向上の効果調査
2025年3月5日 05:00
富山市議会は3月4日、本会議を再開し、高田重信(富山自民)、柞山数
男(自民)の2氏が代表質問した。藤井裕久市長は、富山地方鉄道の不二越
・上滝線を巡り、国の財政支援制度を活用した再構築を視野に入れ、維持・
活性化策を検討していく考えを示した。市は再構築に向け、利便性を向上さ
せた場合にどのような効果が見込めるかを調べる。高田氏への答弁。
富山地鉄の鉄道事業は本線と立山線、不二越・上滝線の3路線。近年は営
業赤字が5億〜7億円で推移し、県と沿線7市町村が在り方検討会を設置し
て維持・活性化の議論を進める。
富山地鉄は自社で安定して運行できるのは、本線は上市駅、立山線は五百
石駅、不二越・上滝線は月岡駅までとし、不採算区間は廃止の可能性がある
とする。
不二越・上滝線は路線延長の93%が富山市内を走る。市長は、沿線人口
が多いにも関わらず、収支が赤字だとし「積極的な投資が行われなかったた
め利用者が減り、新たな投資ができない『負のスパイラル』に陥っている」
と説明。国の支援制度「鉄道事業再構築事業」の活用を視野に入れるとした。
同事業は、運営形態の変更や自治体の支援、利便性向上などがメニューに含
まれる。JR城端線・氷見線も、この制度を活用してあいの風とやま鉄道に
経営移管する。
市は3月補正予算案に、新駅設置などを進めた場合の効果を調べる費用も
計上。夏までに調査し、再構築に向けた議論に生かす。
市長は、本線の市内区間の電鉄富山−越中三郷は利用者が多く収支も黒字
だとし、富山地鉄が自ら利用促進すべきと述べた。
立山線は有峰口、本宮の2駅が市内にあり、いずれも1日当たりの乗車が
10人未満として「生活路線として維持するのは極めて難しい」と話した。
ただ、立山黒部アルペンルートへの主要なアクセス路線のため、県と立山町
が主体的に議論するのが望ましいとした。

維持・活性化へ議論が進む富山地方鉄道鉄道線の車両=富山市稲荷町

記事・画像:北日本新聞から