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青・緑のグラデで海と山表現 城端・氷見線の新車両
2025年5月17日  00:46
 2029年をめどにJRからあいの風とやま鉄道に経営移管される城端線
・氷見線の新型車両のデザインが5月16日決まった。シルバーを基調に青
と緑色のグラデーションを施した外観とし、海と山を結ぶ路線を表現。内装
は天井や床に木目を使い、温かみを感じられる空間とする。車両は経営移管
までに導入し、あいの風とやま鉄道にも一部が乗り入れる計画。

 16日に県庁であった城端線・氷見線再構築会議(会長・新田八朗知事)
で了承された。車体に周囲の風景が映り込むようにシルバーの外装とし、自
然との調和を図る。前面にはLEDライトを採用する。内装は天井と床に木
目を取り入れ、乗降ドアには砺波地域の一部の伝統的家屋で見られる丸形の
窓を配置する。

 車両のコンセプトを「KASANE(カサネ)」とし「伝統と未来」「海
と山」など沿線4市の重なり合う魅力をデザインした。イメージ画像の車両
前面と側面に配置したロゴマークは、実際の車両でも活用するという。

 デザイナーは東京在住の鈴木啓太氏(42)。相模鉄道(神奈川)の車両
をデザインしたほか、グッドデザイン賞の審査員などを務めている。

 会議は昨年9月に三つのデザイン事務所に提案を依頼し、沿線4市の副市
長や鉄道事業者らでつくるデザイン検討作業チームが議論を重ねた。「斬新
で飽きがこない」として鈴木氏のデザインを評価し、この日の会議で了承し
た。両線の現在の車両は朱色で塗装されており、知事は取材に「自慢できる
デザインになった」と話した。

 新車両は燃費が良く、長寿命化した蓄電池を使う「新型ハイブリッド気動
車」となる。

新車両の外観イメージ。シルバーを基調に青と緑のグラデーションを施し、
海と山を結ぶ路線を表現する


内装には天井と床に木目調を採用し、温かみを演出する


車両の前面(左)と側面。コンセプト「KASANE」のロゴマークを記す


新車両デザインのコンセプト「KASANE」のイメージ(写真はいずれも
(C)城端線・氷見線再構築会議)


会議で発表された車両デザインのイメージ(右)。シルバーを基調に青と緑
色のグラデーションを施し、海と山を結ぶ路線を表現した=県庁
記事・画像:北日本新聞から



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1920 X 1080


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