2025/06/08(日)
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

万葉線米島口駅を発車したMLRV1001越ノ潟行き 2025/05/03
撮影
1920 X 1080
今日の列車(H.SUWA HP開設の頃 富山地方鉄道)

不二越線稲荷町駅に到着する10032+10031岩峅寺行き 1998/09/05 撮影
1920 X 1080
黎明期のデジタルカメラC-1400で撮影を拡大しているため画像が悪い
今日のダム湖 富山県南砺市県営境川ダム桂湖
2012/05/20 撮影

境川ダム管理所付近から開津谷の上流側
1920 X 1080
今日の植物

金沢の旧加賀藩士高田家跡の庭に咲く白梅 2016/03/21 撮影
1920 X 1080
富山地鉄立山線、2027年度再構築着手 立山町、
みなし上下前提にせず
2025年6月6日 05:00
6月5日開かれた富山地方鉄道不二越・上滝線と立山線活性化に向けた分
科会では、立山町が2年後の2027年度に再構築事業に着手する方針を示
した。焦点の事業構造に関して舟橋貴之町長は「みなし上下分離」を前提と
せず、幅広い手法を模索すると強調。一方で富山地鉄の中田邦彦社長は報道
陣に「すぐに(支援の)結論が出ないともう耐えられない」と語り、時期を
巡り見解の相違が浮き彫りとなった。
立山線の再構築事業の在り方を検討するため、町は2024年度一般会計
補正予算案に調査委託料1千万円を計上。11月にかけて利用実態などを調
べ、2026年度に再構築計画を策定する構えだ。
舟橋町長は会合で「みなし上下という方法だけが一人歩きするのはまずい」
と述べ、事業構造に関してはゼロベースで方法を探ると強調。立山黒部アル
ペンルートの玄関口である立山駅までの乗客の多くは地域住民ではなく、富
山市を経由してきた観光客だとし「県全体での費用対効果を考えるべき」と
も指摘した。
藤井裕久富山市長は「立山線が立山黒部アルペンルートのために重要だと
いうことは認識している」と述べ、広域観光の視点に立って取り組む考えを
示した。新田八朗知事は、JR城端線・氷見線の経営移管を巡って議論を主
導した経験を踏まえ「自治体には多額の費用負担が生じる。費用の調達方法
にも留意してほしい」と助言した。
一方、富山地鉄は2025年3月期決算(単体)で増収を確保したものの、
鉄道事業で設備修繕費などのコスト増が響き、6年連続の経常赤字となった。
会合終了後、中田社長は報道陣の取材に「これまで2年近く協議を続けてき
たが、まだ結論が出ない。早急に出してもらわないと厳しい」と改めて強調。
4月に運賃値上げに踏み切ったばかりで、赤字回復に向けては打つ手がない
とし、会社単独で収支改善する上では一部区間の廃線もあり得ると説明した。

みなし上下分離を導入した場合の行政負担額の試算を基に議論した会合
=富山市役所
記事・画像:北日本新聞から

寺田駅立山線ホーム 富山県立山町浦田

立山線五百石駅ホーム 富山県立山町五百石

寺田駅立山線ホーム 富山県立山町岩峅寺

立山線立山駅ホーム 富山県立山町千寿ケ原
立山線は常願寺川左岸の有峰口駅と本宮駅のみが富山市。