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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市黒河の富山県民公園太閤山ランドの紫陽花 2025/06/13 撮影
1920 X 1080
今日の列車(デジタルカメラ黎明期の加越能鉄道万葉線)

高岡駅前駅に停車中の7062越ノ潟行き 1998/10/03 撮影
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今日のダム湖

富山県朝日町山崎にある県営朝日小川ダム湖 左岸展望台から上流方向
2012/06/03 撮影
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今日の植物

射水市黒河の梨畑の梨の花 2016/04/15 撮影
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屋敷林再生し分譲住宅地に 立山の前川建築、
空き家跡活用の新モデル
2025年7月10日 05:00
注文住宅を手がける木の香前川建築(立山町四谷尾、前川守社長)は、屋
敷林が放置され、景観を損ねていた同町利田の空き家の敷地約2千平方メー
トルで、新たに分譲住宅4棟を整備した。4棟で、このエリアの環境をシェ
アしながら暮らすスタイルを提案。荒廃した屋敷林や空き家を再生させる新
たなモデルとしてアピールする。
前川建築は、国産のスギやヒノキなどを使った住宅の施工や、家具・外構
の造成を主力とする。
分譲地として再生させたエリアは築50年程度の空き家の敷地。所有者が
県外に住んでいるため屋敷林は手つかずで、家屋が隠れるほど木々が生い茂
っていた。
2023年に同町内の不動産会社から相談を受け、利活用策の検討を始め
た。古民家のある広い敷地を複数の住宅でシェアするスタイルは、自然の中
で触れ合いながら生活したいというニーズに応えられると判断。屋敷林を持
つ住宅は多く、空き家になって管理できなくなった場合の新たな活用方法の
モデルになるとも考え、再整備に乗り出した。建築家の趙海光(ちょううみ
ひこ)氏(東京)が提案した。
散居村から、この事業の名称を「sun−kyoプロジェクト」とした。
敷地を取得し、2024年6月から空き家と蔵を解体して、屋敷林のスギを
伐採。屋敷林を荒廃から再生し、継承することも目的で、クロガネモチ、イ
ヌシデ、タイサンボク、エノキの樹木4本を残し、それぞれの場所に木造住
宅4棟を新築した。4本の樹木は、契約から10年間は同社が管理する。
4棟のうち3棟は一部2階建て、1棟は2階建て。プライバシーの確保に
も配慮した配置で、それぞれ家具を備え付け、家庭菜園のスペースや融雪装
置も備えた。土地と建物で5800万円程度で販売する。
12、13日の10時から16時まで、現地で内見会を開く。同社は「移
住者や自然に関心がある人たちに提案したい」としている。

屋敷林を伐採し、住宅4棟を新築したエリアのパース図
(c)Nobuaki FUJII

屋敷林が生い茂り、空き家があった整備前のエリア=2024年3月
立山町利田
記事・画像:北日本新聞から
富山県は急流河川が多く庄川、神通川、常願寺川、黒部川に扇状地がある。
扇状地は水はけが良く、川の水が地下に浸透しやすく、伏流水となって地中
を流れ、どこ掘っても浅い位置で井戸水が出るため、農家は水田の中に点在
する散居となり、防風・防雪林囲まれている。樹種は杉が多く、家を改築す
る時に利用されることもある。

立山町利田地区の散居 画像:GoogleMapから

散居の風景 立山町末三賀地区 5月

富山地方鉄道上滝線月岡駅から 12月