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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

万葉線高岡駅に停車中のMLRV1004越ノ潟行き 2025/06/19 撮影
1920 X 1080
  

今日の列車(デジタルカメラ黎明期の加越能鉄道万葉線)


東新湊駅に停車中の7051越ノ潟行き 1999/01/09 撮影
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今日のダム湖 

富山県営舟川ダム湖 左岸林道からダム湖 2012/09/05 撮影
1920 X 1080


今日の植物

富山県朝日町境、仁王山 護國寺のシャクナゲ 2016/04/25 撮影
1920 X 1080


銭湯経営しませんか  入善 観音湯
2025年7月26日 

 黒部市以東で唯一の銭湯、観音湯(入善町入膳)が新たな経営者を募集し
ている。約60年の歴史を閉じた後、2020年11月に町内の若手経営者
らでつくる合同会社善商が経営を継承してきた。5周年の節目を機に次世代
に託そうと、担い手を広く公募することにした。浜田雅弘代表社員(47)
は 「銭湯営業の経験があり、専従で働ける経営者を求めたい」と呼びかけて
いる。 石川雅浩)

 観音湯は1958年創業。2018年に店主の病気を理由に閉店した。し
かし、再開を望む声が相次ぎ、2年後に善商が営業を引き継いだ。町や企業
の支援も受けて運営し、6種類というバラエティー豊かな風呂を求めて夏場
は一日60人、冬場は100人が訪れる。

 日々の業務は昼夜に及び、清掃やまきボイラーでの湯沸かしなど多岐にわ
たる。数人の従業員で担当しているが、人手不足で臨時休業した時期もあっ
た。営業時間短縮や券売機の導入で業務の負担軽減を図ってきたが、近年の
物価高騰や人件費増に伴い、何とか黒字を維持している状況だ。

 善商は当初から、観音湯を次世代に受け継ぐことを目的にしてきた。今年
11月に復活から5年を迎えるため、経営のバトンを渡す個人や事業者を町
内外から募ることに決めた。

 銭湯近くで育った浜田代表は「小さい頃から憩いの場だった。今の子ども
たちが大人になった時、銭湯が残っていてほしい」と願う。銭湯運営の経験
者を望んでおり、「風呂が大好きで、営業店舗を増やしたり、独立して経営
したりする意欲のある人が現れたらうれしい」と語る。

 善商は、新たな経営者が決まれば、サポート役に回るほか、手を挙げる人
がいなかった場合は引き続き経営を担うという。問い合わせは浜田代表、
電話090(6801)6202。

復活オープンからの5周年を前に、新たな経営者を募る観音湯=入善町入膳


「銭湯が好きで、経営に意欲のある人を求めたい」と語る浜田代表


六つの風呂や洗い場が並ぶ浴場を紹介する浜田代表


まきを燃やして沸かすボイラー
記事・画像:北日本新聞から