2025/09/14(日) 12:45 更新時天気  晴れ 気温 25.1℃
 

HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

万葉線 新湊港線六渡寺駅を発車したMLRV1001越ノ潟行き
2025/08/24 撮影
1920 X 1080
  

今日の列車(デジタルカメラ黎明期の加越能鉄道万葉線)


高岡軌道線末広町通りを走る7075越ノ潟行き 1999/08/01 撮影
1920 X 1080

 

今日のダム湖

富山市春日の神三ダム湖畔のリバーリトリート雅樂倶 2013/07/20 撮影
1920 X 1080


今日の植物

富山地方鉄道富山市内軌道線富山駅前花壇のヤグルマギク
2016/05/12 撮影

1920 X 1080


初日1700匹、漁師安堵 新湊でベニズワイ水揚げ、
「昨年よりも状況良い」
2025年9月12日  00:32
 富山湾の秋の味覚、ベニズワイガニの初競りが9月11日、射水市八幡町
の新湊漁港で行われた。新湊漁協によると、初日の水揚げは例年の7割とな
る約1700匹。能登半島地震の海底地滑りの影響が心配されたが、カニ籠
漁師は「思ったより取れた。大きさも身入りも比較的良い」と安堵の表情を
浮かべた。

 カニ籠漁は海底に餌を入れたかごを沈め、カニを誘い込む。新湊では通常、
9月1日の漁解禁に合わせてかごを仕掛け、2日に初競りを行っている。今
年は暑さで鮮度が落ちるのを防ぐため、昨年に続き約1週間遅らせた。

 天候不良のため、カニ籠漁船4隻のうち2隻のみが操業した。競り場では
鮮度保持のための初の試みとして、カニを直接地面に並べず、トレーの上に
置いたり容器に入れたりした。12時半に競りが始まり、仲買人が次々と競
り落とした。重さ1.2kg以上で甲羅の幅が14cm以上の「極上 高志の紅
(あか)ガニ」は1匹、重さ0.9kg以上の「新湊ブランド」は6匹だった。
浜値は昨年の2割高、例年の4割高となった。

 富山湾で昨季水揚げされたベニズワイガニは、平年の半分近くに落ち込ん
だ。高志丸の亀谷昌克船主(55)は「昨年よりも状況は良く、思っていた
以上にカニがいた」と初日の手応えを語った。塩谷俊之組合長は「ものも悪
くなく、まずまずの滑り出し。今後の操業に希望が持てる」と話した。

 漁は冬に最盛期を迎え、5月まで続く。県水産研究所は今季の見通しにつ
いて「現時点で示すことは難しい。シーズンを通して漁獲量を注視したい」
とした。

 11日は魚津港でも初競りが行われ、1隻が出漁した。強風の影響で早め
に切り上げ、1.2トンを揚げた。大きさは例年並みという。浜住博之魚津
漁協組合長は「これから期待していきたい」と話した。

初水揚げされ、競り場に並んだベニズワイガニ=新湊漁港


ブランドガニ「極上 高志の紅ガニ」のタグが取り付けられた
ベニズワイガニ
記事・画像:北日本新聞から