2025/10/07(火) 10:20 更新時天気  晴れ 気温 23.9℃
 
HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

立山町芦峅寺の富山県立山博物館のツキノワグマの剥製 撮影可
2025/09/27 撮影
1920 X 1080
  

今日の列車 万葉線


末広町駅−高岡駅間を走る7074越ノ潟行き 2024/06/06 撮影
1920 X 1080

 

今日のダム湖 関西電力 小牧ダム
富山県砺波市庄川町小牧 管理所は関西電力小牧発電所
総貯水量37,957,000m 3、有効貯水量は18,858,000m 3


国道156号線からダム湖 2014/05/25 撮影
1920 X 1080


今日の植物 富山県中央植物園 2016/05/21 撮影

南池桜並木側沿いのクレマチス園のクレマチス
1920 X 1080


県産チューリップ球根、出荷最少の見通し 生産者減に
歯止めかからず
2025年10月7日  05:00

 富山県内の2025年産チューリップ球根の出荷数が800万球を割り込
み、過去最少の784万球にとどまる見通しとなった。高齢化に伴う生産者
の減少に歯止めがかからず、栽培面積も右肩下がり。近年は天候不順による
不作も目立つ。県は省力化につながる「ネット栽培」などの普及を進め、担
い手育成を支援する。

 富山は全国一のチューリップ球根の産地として知られる。ただ、担い手不
足は長年の課題で、県によると、1990年以降で生産者は同年の408人、
栽培面積は93年の252ヘクタールをピークに減少が続く。今年は砺波、
南砺、高岡各市や入善町などの43人が34.6ヘクタールで栽培した。

 秋に植え込んだ球根は翌年6月ごろに収穫し7月から出荷する。2024
年産は球根が肥大化する時期の高温少雨が響き、初めて1千万球を割り87
5万球だった。

 2025年産はさらに90万球以上減らす。県園芸研究所(砺波市五郎丸)
は理由について、昨年秋は高温や雨の日が多く植え込みの作業が遅れたこと
や、今年春の気温が安定せず、球根の太り具合に影響したとみている。

 球根は、小さな種球を数年かけて栽培し、太らせてから出荷する。そこで、
県花卉(かき)球根農業協同組合(同市大門)は、生産者が1年間の栽培で
出荷が可能になる種球の供給を目指す。砺波市では2枚の網に球根を挟んで
植え込み、収穫時に網ごと掘り取る効率的な「ネット栽培」の普及が進んで
おり、県は、こうした手法をさらに普及させたい考えだ。

 同組合の石田智久組合長は球根単価については上昇傾向にあるとし、「ま
ずは生産量を維持し、日本一の産地として踏ん張っていきたい」と話してい
る。(黒川舞弥)

記事・画像:北日本新聞から


砺波市チューリップフェア会場隣接のチューリップ畑


高岡市戸出醍醐地区のチューリップ畑


入善町のチューリップ畑