2025/12/28(日)
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

富山市内電車丸の内駅を発車した0605環状線 2025/10/12 撮影
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今日の列車 あいの風とやま鉄道線

魚津駅−東滑川駅間を走るEF510-501牽引の上り貨物列車
2018/03/24 撮影
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今日のダム湖

南砺市杉尾の国道156号線から祖山ダム湖の紅葉 2014/11/05 撮影
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今日の植物

富山県立大学のヒマワリ 2016/08/04 撮影
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八尾で餅店経営の苗代さん、稲作に挑戦 もち米を自ら
栽培、「米騒動」で品薄
2025年12月27日 05:00
富山市八尾町福島の餅店経営、苗代(なわしろ)淳也さん(45)は、店
で使用するもち米の栽培を始める。コシヒカリなどの食用米が高騰してもち
米の生産量が全国的に減少する中、原料不足の危機を乗り越えようと決断し、
県産品種「新大正もち」を育てる。県内の餅消費量は全国屈指で、正月の食
卓を代表する食材でもあり、苗代さんは「『餅県』とも言える富山の食文化
を守りたい」と話す。(石黒航大)
苗代さんは富山市八尾町福島の餅店「餅の苗代屋」の3代目代表で、農業
は未経験だった。挑戦のきっかけは今年、もち米の価格が急上昇したこと。
1袋30キロの仕入れ値が前年の1万5千円から2倍の3万円になったとい
い、商品は最大6割値上げした。
もち米が高騰した要因は、昨夏の「令和の米騒動」以降、もち米から高く
売れるうるち米に生産を切り替える農家が全国的に増え、供給不足の懸念が
出たためだ。
県などによると、県内の生産量も1割程度減っており、苗代さんは「取引
する卸業者から『今後の供給量はどうなるか分からない』と言われ、危機感
を覚えた」と振り返る。
米どころの県内は、餅をよく食べる習慣があるとされる。総務省の202
4年家計調査によると、富山市の1世帯(2人以上)当たりの年間餅支出額
は3187円で全国1位だった。
新大正もちは全国的にも最高級品種として知られる。ただ、栽培管理が難
しいとされており、苗代さんは「このまま生産が減り、新大正のブランドが
なくなるのは食い止めたい」と使命感を語る。
来年の田植えに向け、今年5月から八尾地域の中山間地で知人に稲作を学
んだ。秋からは田んぼ周辺に広がっていた耕作放棄地の草を刈った。田んぼ
や農機を貸す地元住民は「人手不足で耕作放棄地になっていた農地をきれい
にしてくれた」と歓迎する。
来年は水田8枚で新大正もちを育てる。収穫分で賄えるのは年間の原料の
うち15%ほどだといい「不足の心配はまだ続くが、収穫できれば餅の製造
量を少しでも確保できる。なんとかして富山の餅文化を後の世代につなげた
い」と力を込めた。

自ら草刈りした田んぼで、来年の田植えに向けて意気込む苗代さん
=富山市八尾地域
餅の価格高騰、前年比3割高
年末にかけて餅の価格が高騰している。総務省が19日に発表した11月
の消費者物価指数(2020年=100)で、餅は138.0となり、前年同
期比で31.6%上昇した。「平成の米騒動」の翌年に当たる1994年以来
の高水準で、過去30年で最も高くなった。
切り餅の主要メーカーも相次いで値上げを発表。サトウ食品と越後製菓
(ともに新潟県)はそれぞれ今年3月と10月に値上げし、サトウ食品は来
年3月にさらに約16%アップすると公表している。
記事・
画像:北日本新聞から

繁忙期の年末に向けて餅の苗代屋の倉庫に積まれた新大正モチ米
画像:餅の苗代屋から

JR高山線越中八尾駅付近の餅の苗代屋工場 販売は富山市内のスーパー
画像:Googlestreetから

餅の苗代屋工場裏からJR高山線井田川橋梁 画像:Googlestreetから