2026/01/13(火)
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HP「北陸の私鉄」今日の壁紙

射水市の海老江海浜公園から朝日岳 2418m、雪倉岳 2611m
2025/12/19 撮影
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今日の列車 万葉線

越ノ潟駅を発車したMLRV1005高岡駅行き 2024/10/31 撮影
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今日のダム湖

南砺市上平細島の国道156号線から小原ダム湖の紅葉 2014/11/05 撮影
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今日の植物

高岡古城公園本丸のヤブツバキ 2016/11/13 撮影
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13.0%
乗り合いバス、乗客数28道県半減 30年間で比較、
富山は58.4%減
2026年1月12日 05:00
路線バスとも呼ばれる47都道府県の乗り合いバスの乗客数を30年間で
比較すると、富山など28道県で50%以上減ったことが1月11日、共同
通信の分析で分かった。最も減少率が大きかった秋田は4分の1となった。
年間乗客数は全国で約58億人から約38億人に落ち込み、33.9%減。
経営難に拍車がかかり、運転手不足も相まって、深刻さは増している。移動
のための公共インフラの衰退は、高齢者ら交通弱者の外出機会を奪うなど悪
影響を及ぼしかねない。
専門家は「事業者任せにしてはいけない。危機的な状況だ」と警鐘を鳴ら
し、地域社会が路線維持に本腰を入れる必要性を指摘する。
全国の人口規模がほぼ同じ1995年度と2024年度で国の自動車輸送
統計を比較した。秋田(75.5%)に次いで減少率が大きかったのは、高知
(71.6%)、福島(69.8%)、鳥取(68.4%)、徳島(67.3%)。
富山は58.4%減だった。さらに30年さかのぼり1965年度と2024
年度を全国で比べると61.4%減となった。
一方、1995年度比で乗客数が増加したのは 0.1% 伸びた埼玉だけ。
減少率が小さかったのは千葉(13.0%)、東京(13.0%同)、神奈川
(17.5%)、京都(20.7%)と大都市部を抱える都府県が続いた。
交通政策白書によると、全国の事業者が廃止した路線は2019年度以降
は毎年計1500km前後だったが、2023年度には2496kmと大きく
悪化した。事業者の7割は赤字だった。運転手不足も深刻で、地域公共交通
総合研究所(岡山市)が昨年6月に行った調査では、92事業者のうち7割
が「(現状の人的体制で路線維持は)困難」とした。
乗客数減少には複数の要因が考えられる。人口の増減を見ると、1995
年度比で全国は1.4%減。秋田、高知、福島、鳥取、徳島の5県は13.7
〜26.1%減だった。
全国の乗用車の保有台数は、1995年の4296万台から2024年は
6198万台に増えている。マイカー拡大もあり、人口減少の度合いよりバ
ス利用の落ち込みが激しかった。
流通経済大の板谷和也教授(交通政策)は「病院や商業施設などに通える
環境を保つには、ある程度の人数が乗れるバスが必要だ」とした上で「手を
こまねいては地域は崩壊してしまう」と路線維持に向け公費負担を広げる必
要性を指摘した。
路線守る議論を
名古屋大大学院の加藤博和教授(公共交通政策)の話 バス利用者が減っ
たのは、少子化に伴う通学需要の減少や、女性の運転免許取得が進んだこと
などが要因とみられる。ベッドタウンの高齢化に伴い、駅までバスを使って
いた人が退職して利用しなくなったようなケースもあるだろう。乗客が減れ
ば、路線の維持が難しくなる。学生や、運転免許を返納した高齢者がバスに
乗りたくても乗れないような事態になってしまう。利用者が使いやすいよう
な運行方法見直しのほか、公共交通がなくならないように利用者、行政、事
業者が各地域で真剣に話し合わなければいけない。
◆乗り合いバス◆ 一般的に路線バスとも言われ、特定の経路を走る。運行
するには、事業者が運賃や停留所を定めた上で、道路運送法に基づく許可を
国から得る必要がある。高度経済成長期は利用者が多かったが、減少傾向が
続いている。国の2024年度の調査では、乗り合いバス30台以上を保有
する215事業者のうち、7割の151事業者が赤字だった。



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記事・画像:北日本新聞から

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