最終更新日:2021/11/21
最終取材日:2019/05/13

あまはらしかいがん
所在地:高岡市太田
 白い砂浜と松林、岩礁が続く雨晴海岸は、海越しに3000m級の山々を見ることができる世界でも数少ない場所といわれる。古くは万葉集を編さ
んした越中国守・大伴家持が「渋谿(しぶたに)」と詠み、松尾芭蕉の奥の細道にも「有磯海」として登場する。
 「雨晴」の地名は1187年、源義経が奥州平泉に落ち延びる途中に、岩陰で雨宿りをしたという伝説に由来する。現在は「義経岩」と呼ばれ、岩
上に神社が建てられた。
 沖合には日本海の荒波に立ち向かうような姿の「男岩(おいわ)」と、周囲の岩を母のように抱える「女岩(めいわ)」があり、JR氷見線の車窓から
眺めることができる。絶景スポットとしても知られ、立山連峰からの日の出や海水が霧状になって立ち上る「気嵐(けあらし)」を待つ写真愛好家が訪
れる。
 2018年春に、義経岩そばの国道415号沿いに道の駅雨晴がオープンした。景色が楽しめる展望デッキなどが設けられ、新たなにぎわいの拠点
となっている。
 高岡市の伏木国分から太田にわたる海岸。1968年に能登半島国定公園に指定された。白い砂浜と松林が続く雨晴海岸から氷見市の松田江の長浜
までは「白砂青松(はくさせいしょう)百選」「日本の渚百選」に選ばれている。遠浅で知られる雨晴・松太枝浜海水浴場は大勢でにぎわう。沖合には
男岩、女岩、義経岩といった小さな島や岩礁が点在する。
 JR氷見線雨晴駅下車徒歩5分、能越自動車道高岡北インターチェンジから国道415号などを経て20分。駐車場は義経岩付近に道の駅雨晴を含
め大型車4台、小型車34台がある。

客船を模したデザインの道の駅「雨晴」

道の駅「雨晴」の2階展望デッキから義経岩

道の駅「雨晴」のカフェスタイルの飲食スペース

道の駅「雨晴」の3階展望デッキから氷見行き列車と義経岩

海側から義経岩 補修が如何にも人工的

伏木側から義経岩

義経岩の義経社

道の駅「雨晴」の3階展望デッキからキハ40形氷見行き列車

雨晴駅付近から女岩と気嵐 画像:雨晴駅前観光パネルから

防寒具を身につけ気嵐を撮影する人々 画像:北日本新聞から

つまま公園から女岩

国道415号線展望台から女岩

撮影ポイントから立山連峰と女岩

雨晴駅裏から女岩と剱岳のシルエット

国道415号線沿いの、つまま公園

つまま公園付近から定置網(大敷網)

もみじ姫公園から男岩

国分浜から男岩

国道415号線旧道から絶景ポイントを走る観光列車「べるもんた」

国道415号線旧道から絶景ポイントを走る観光列車「べるもんた」

国道415号線から氷見線 列車の上は国道415号線旧道

国道415号線パーキングのもみじ姫公園

もみじ姫公園向かい側の雨晴ベイサイドカフェ

国分浜のイタリアンレストラン「DOCG(ディオチヂ)」

越中国分駅を発生したキハ40系氷見行きと男岩

岩崎ノ鼻灯台

JR西日本氷見線雨晴駅舎

雨晴駅氷見線ホーム ハットリくんラッピングキハ40系高岡行き

サイクリングロードのトイレ前から高岡方向 雨晴・松太枝浜

サイクリングロードのトイレ前から氷見方向  雨晴・松太枝浜

サイクリングロード沿いのハマナス 雨晴・松太枝浜

サ海が迫る雨晴駅

雨晴(太田)マリーナ

雨晴(太田)漁港

雨晴マリーナ管理棟

管理棟前から雨晴マリーナ

サイクリングロード沿いのハマナス 雨晴・松太枝浜

松太枝浜海水浴場から雨晴マリーナ・伏木万葉ふ頭・新湊大橋

豪農の館 重要文化財武田家

背後の山を利用した武田家の庭園

国指定史跡前方後円墳の桜谷古墳

宿泊施設  雨晴温泉「磯はなび」

磯はなびから雨晴マリーナ・雨晴漁港

磯はなびから氷見方向  直下に桜谷古墳が見える

松太枝浜海水浴場  アツバキミガヨランの群生

国分浜の葛の花