最終更新日:2019/02/05
最終取材日:2018/09/28

あしあらいがた

所在地:射水市射水市本江針山開

 海岸沿いの「足洗潟」を中心に、豊かな自然と幅広い年代が楽しめる環境を整えた公園で、1986年度に旧新湊市が整備し、周辺住民の憩いの場となっている。
 約1ヘクタールの潟には多彩な生き物がすみ、四季の移ろいを感じられる。夏場はフナやカメなどの動物が観察でき、冬場はカモやカイツブリなどが羽を休めている。 姉妹都市の長野県千曲市から譲り受けたアンズの木もあり、春先には美しい花を咲かせる。
 足洗潟の名の由来には、浄土真宗の宗祖で鎌倉時代の僧、親鸞聖人が1207(承元元)年に越後に向かう途中、「芦原潟」と呼ばれていたこの潟で足を清めたといわれている。明治初期から現在の呼び名になったとされ、地元の地区名にもなっている。
 子ども向けの遊具も豊富で西側には小高い築山も備える。潟を囲むように歩道もあり散歩やウオーキングには最適。
 敷地面積 約4.6ヘクタールのうち、潟(池)が約1ヘクタールを占める。さまざまな遊具がそろうほか、「芝生広場」や「少年広場」「自由広場」など広い敷地を生かした造りとなっている。潟にはヨシが茂り多彩な生物が棲む「よし島」や、つり橋を模した橋が架けられ歩いて渡れる「中の島」が整備されている。築山からは園内を一望できる。
 隣接する足洗温泉足洗老人福祉センターは、1979(昭和54)年の開館以来、温泉資源を活用した老人福祉施設として、市内の多くの高齢者に親しまれてきたが、近年は、施設・設備の老朽化等したため、市負担による既存建物等の解体を前提とした上で温泉資源等を活用して新たな施設を整備することになっている。
 国道415号沿いに位置し、富山高専射水キャンパスから北東に約400m。駐車場は3カ所で計約60台分ある。地鉄バス、射水市コミュニティーバスの足洗潟公園口から徒歩0分。


中の島の南側の橋から岩瀬方向

中の島の南側の橋から越ノ潟方向

南側から足洗潟 左が芦(よし)島

岩瀬側から中の島

国道側から足洗潟

国道側から中の島

更埴市(現在は千曲市)から贈られた百本あんず園

池(潟)の周りを一周できる遊歩道
水路と柳並木 イベント広場
岩瀬側の築山 越の潟側の築山

国道側の遊具

南側の遊具
芝生広場 中の島の案内板
池の主はここもアカミミガメ アカミミガメの餌は豊富

芦(よし)島にはカルガモが住み着いている

足洗潟公園  Google Mapから