最終更新日:2018/11/07
最終取材日:2018/03/11

ばばきねんこうえん

所在地:富山市蓮町

 富山地方鉄道富山港線「蓮町」駅を降りると、県道30号線を挟んだ先に緑豊かな公園が広がる。園内には早春に紅白のかれんな花を咲かせる「南日梅林」があるほか、季節に合わせてツクシやタンポポが並び、四季を感じることができる。
 蓮町電停の富山化学工業のイメージ広告馬場記念公園や園内の由来書きの解説によると、公園は旧制富山高校(現富山大)の跡地で1971(昭和46)年4月に開園した。
 学校は富山市東岩瀬町の回船問屋当主、馬場はるが、県内に旧制高校がなく進学を断念する人がいることを憂い、160万円余り(現在の金額で16
0億円)を県に寄付して1924(大正13)年4月に開学してた。学校がこの地にあった1924年〜1950年の26年間に、3700人余りが巣立った。
 馬場はるはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の蔵書を小泉家から買い取る資金も寄付して「ヘルン文庫」を設けた。
 公園には放課後や休日になると子どもたちが遊具やサッカーを楽しみに集まり、ウオーキングに訪れる住民もいる。広大な敷地内ではパークゴルフやテニスも楽しむことができ、地域に欠かせない空間となっている。
 旧制富山高校の跡地で、1971年に市民の憩いの場として開放された。同校の開学を資金面で援助した富山市東岩瀬町の回船問屋当主、馬場はる(1886〜1971年)の名にちなんで命名され、1995年には馬場はるの尽力をたたえ、園内には胸像が設けられている。敷地面積は5.1ヘクタール。梅林があり、緑が多い園内ではパークゴルフやテニスも楽しむことができる。 富山地方鉄道富山港線「蓮町」駅(電停)から歩いてすぐ。駐車場は北部児童館の西側に整備された。公園名が長いので蓮町公園とも呼ばれる。


県道30号線から公園入口

公園から富山地方鉄道富山港線蓮町駅

公園の遊具広場

遊具広場前から蓮町駅方向

遊具広場前の森

蓮町駅のイメージ広告に描かれているパークゴルフ場

パークゴルフ場案内板

馬場記念公園の由来と経緯

南日梅林の銘石

南日梅林の紅梅

南日梅林の桃色の梅

南日梅林の白梅

南日梅林前にある旧制富山高校の寮歌「丘の団欒に」の石碑

石碑の寮歌「丘の団欒に」

馬場はる刀自胸像(刀自は老女に対する尊称)

馬場はるさんが亡くなるまで住んでいた馬場家住宅 2014年市へ寄贈

蓮町駅岩瀬浜方面ホームの馬場記念公園イメージ広告

イメージ広告の「旧制富山高等学校・馬場記念公園」