最終更新日:2022/01/01
最終取材日:
2019/07/18

みやじまきょう
所在地:小矢部市名ケ滝・二ノ滝・森屋
 宮島峡は、小矢部市を流れる小矢部川支流の子撫川中流にある全長約5kmの渓谷で、複数の滝やおう穴などの独特の景観が特徴で稲葉山とともに、
稲葉山・宮島峡県定公園に指定されている。
 宮島峡には3箇所の滝があり、一の滝、二の滝、三の滝と呼ばれている。いずれも川幅いっぱいの滝で、落下する様子から「小ナイアガラ」と呼ばれている。一の滝は2段の滝で最も規模が大きい、二の滝は約40m離れて2つの滝が連なり、下流側の滝が落差が大きい。子撫川が大きく蛇行するところが竜宮渕になっており、その先に最も上流側の三の滝がある。
 一の滝とニの滝の間の支流の湯道丸川と合流する地点に宮島温泉「滝乃荘」がある。滝乃荘は地元の人に同窓会や法要の会場としてよく利用されるが、立ち寄り湯も可能で、大人500円、3才〜小学生250円、1400円〜2000円の昼食を取ることもできる。入浴時間は10時〜15時と18時〜21時まで。
 竜宮淵は子撫川が大きく蛇行している場所にあって竜神伝説があり、川の中に人魚の像が建ち、右岸に竜神を祀る祠が建っている。川を直通させれば100m未満だが、蛇行部が景勝地になっていることや、ダムが近く水害の恐れも無いことから直通化されていない。
 支流の湯道丸川は滝乃荘横から県道74号線沿いに上流へ向かい、途中に湯道丸の滝、稲倉の滝、やさしきの滝がある。滝乃荘に沿って小矢部市湯道丸川親水公園があり、毎年夏休み期間に「岩魚つかみどり大会」が開催される。
 宮島峡一の滝と甌穴(ポットホール)群は富山県指定の天然記念物になっている。三の滝更に上流にロックフィル式ダムの子撫川ダムがある。子撫川ダムは富山県が管理する水道水確保を主とする多目的ダムで、最大貯水量は6,600,000m3
 あいの風とやま鉄道 石動駅からタクシーで宮島温泉まで15分。小矢部市営バス宮島線(1日3往復)は宮島温泉まで約30分。竜宮渕のある森屋まで約32分。能越自動車道福岡インターチェンジから車で約20分。北陸自動車道小矢部インターチェンジから車で約35分。駐車場は一の滝に10台、竜宮渕に6台、子撫川ダムに約20台。

宮島峡一の滝

宮島峡一の滝

宮島峡一の滝 左岸の滝

宮島峡一の滝と甌穴(ポットホール)

宮島峡一の滝

宮島峡一の滝

駐車場から宮島峡一の滝の紅葉

宮島峡一の滝のヤマフジ

宮島峡二の滝  上流側の滝

県道267号線から宮島峡ニの滝  上流側の滝

宮島峡二の滝  下流側の滝

宮島峡二の滝  下流側の滝

宮島峡二の滝  上流側の滝 11月

宮島峡二の滝  下流側の滝 11月

宮島峡 竜宮淵

宮島峡 竜宮淵

宮島峡三の滝

宮島峡三の滝

宮島峡 竜宮渕の竜神を祀る祠

宮島峡 竜宮渕の人魚像

宮島峡 竜宮渕のウツギとヤブデマリ

宮島峡 竜宮渕のアジサイ

宮島温泉 滝乃荘

滝乃荘から続く湯道丸川親水公園「アリスの橋」

湯道丸川 左は滝乃荘への階段 上流に湯道丸川親水公園

メルヘン建築の小矢部市立宮島公民館

左岸から子撫川ダム堰堤

子撫川ダム堰堤からダム湖

子撫川ダム堰堤からダム湖取水口側

子撫川ダム堰堤からダム湖の紅葉

県道267号線やまかわ橋から子撫川ダム湖下流側

県道267号線やまかわ橋付近から子撫川ダム湖下流側

子撫川ダム堰堤から下流の公園

子撫川ダム堰堤下流の公園から洪水吐