最終更新日:2024/03/01
最終取材日:2023/03/15

さくらがいけこうえん

所在地:南砺市西原

 潅漑用ため池の桜ケ池を中心にした公園。1954年に完成し、総貯水量は1,452,000m3、有効貯水量は1,160,000m3で池の水は山田川上流の城端ダムから地下水路で送られ、余水は右岸側面にある自然越流式の洪水吐から大井川に流され山田川に戻る。堤の高さが27mで、国土交通省の規定で堤高15m以上がダムとなっている。堤の上は県道292号線になっている。
 2010年3月25日に美しい景観や歴史があり、地域で親しまれている農業用ため池として農林水産省の「ため池百選として富山県では同じ南砺市の赤祖父溜池とともに選定されている。
 1981年度から都市公園事業として整備が始まり、桜の名所として知られるようになった。穏やかな水面には、池を取り囲む山々が鮮やかに映り込む。標高200mの台地にあることから砺波平野を一望でき、年間を通して美しい自然とレジャーを満喫できる。
 池の周囲には、1982年に旧城端町の合併30周年を記念し、住民約2000人が植えた約千本の桜がある。春には一斉に咲き誇り、多くの住民や観光客が散策に訪れる。ミズバショウやトンボが見られる広場もある。
 遊具広場やコテージ、バーベキューハウス、釣りができる桟橋が整備されているほか、スケートボードやインラインスケート、バイシクルモトクロスを楽しめるスケートパークもあり、幅広い年代の来園者で賑わうう。
 2026年にゴールドウインが桜ヶ池周辺で、自然と遊ぶ公園「ゴールドウイン プレイアースパーク解説するため2024年6月から遊具広場は解体され、スケートパークは別の場所に移転する。桜ヶ池公園は休園し、プレイアースパークとなる。敷地は南砺市がゴールウインに貸し出す。
 近くに温浴施設のクアガーデンやフランス料理店、クライミングセンター、サウナとコテージのバレル富山、南砺市クリエイタープラザ桜クリエなど周辺施設も充実している。
 東海北陸自動車道の福光インターチェンジから、車で約10分。同自動車道の城端サービスエリアから徒歩で向かうこともできる。城端サービスエリアには高速バス名古屋線の停留所も設けられている。ETC搭載車専用のスマートインターチェンジも設けられることになっている。


堤の遊歩道から

駐車場付近から

左岸堰堤の遊歩道から取水設備方向

堰堤から右岸

堰堤から上流側

右岸からギフチョウの橋方向

桜ヶ池の堰堤

右岸堤からキャンプ場 取水棟

堤の遊歩道から

上流から堤方向

右岸堤から

右岸堤からキャンプ場 取水棟

右岸堤からエントランス広場

堤高27mの堤 左側がクライミングセンター

桜ヶ池上流部

桜ヶ池上流部

湖上の休憩施設

桜ヶ池神社がある半島部

桜ヶ池神社鳥居

桜ヶ池神社の社は風雪から守る小屋の中

桜ヶ池エントランス広場

桜ヶ池エントランス広場 展望台

堤側から城端サービスエリアのクアガーデン

城端サービスエリアの桜ヶ池クライミングセンター

フランス料理ランソレイエ

ゲストハウス合掌かず良

サウナとコテージのバレル富山

料理旅館万水閣