最終更新日:2020/04/27
最終取材日:2017/09/05

ちゅーりっぷこうえん
所在地:砺波市花園町
 砺波市の西部に位置する都市公園。年間を通してチューリップをはじめとする花や木を楽しめる。
 1963年、富山県砺波園芸分場の果樹部門が魚津市に移転したため、砺波市が県から分場の跡地を借用。同年秋から、自衛隊の協力を得て整地に取り掛かった。周囲を生け垣で囲み、花壇や噴水池、遊歩道などを造り、1964年に開園。同年の「となみチューリップフェア」で初めて、メイン会場となった。
 約7000uが花壇になっている。園内の池には、砺波で発案された水上花壇があり、水面に浮かぶ花を楽しめる。水上花壇は射水市の太閤山ランドにも導入されている。
 チューリップフェアのほか、夏は鮮やかなカンナの花を楽しめる「となみカンナフェスティバル」、幻想的なイルミネーションが園内を照らす冬の「KIRAKIRAミッション」が開かれている。イベントがない時も、多くの親子連れらが散歩や運動などで訪れている。親子連れには東西2箇所の遊具広場がある。
 1964年に市民の憩いの場として開園した。敷地面積約8ヘクタール。1972年には公園のシンボル「チューリップタワー」高さ19mが設置され、2021年4月22日に二代目のタワーが完成した、モニュメントの高さは26mで、高さ12.6mの展望スペースに上ると、天気の良い日は立山連峰を見ることができる。地元の歴史や民俗を紹介する土蔵造りの砺波郷土資料館や、散居農家の景観を復元した「旧中嶋家」、かつて中越鉄道(現・JR城端線)で運行していたSL「中越弁慶号」、日本最大級の5連揚水水車、砺波市文化会館、砺波市美術館、チューリップ四季彩館がある。「中越弁慶号」はチューリプフェア期間中のみ公開。公開期間以外もガラス越しに見ることはできる。
 チューリップ四季彩館では、年間を通してチューリップの花を見ることができ、カフェ・レストラン「かくれ庵」やチューリップグッズや地元のお土産が販売されている。入館料は一般(高校生以上)310円シニア(65歳以上)250円小・中学生160円幼児無料となっている。公園はチューリップフェア期間中のみ有料となる。
 北陸自動車道の砺波インターチェンジIC)から車で約5分、高岡砺波スマートICから車で約8分。JR城端線砺波駅南口から徒歩15分。駐車場は砺波市文化会館と共用で、約200台分ある。

2021年のみ見られた2つのチューリップタワー (画像:砺波市)

1972年に作られた旧チューリップタワー 2021/06取り壊し予定

チューリップフェア開催中の園内

チューリップフェア開催中の園内 オランダ風車

駐車場側の北口ゲート

チューリップ四季彩館

チューリップ四季彩館内

チューリップ四季彩館内

オランダ風車

東側から、ひょうたん池

北側から、ひょうたん池

チューリップ公園の緑地

チューリップ公園の緑地 遊歩道とひょうたん池への水路

チューリップ公園の緑地 遊歩道

シバザクラの丘

砺波で発案された水上花壇

五連水車

チューリップフェア期間中の五連水車

屋外ステージ

砺波郷土資料館

SL弁慶号   中越鉄道(現:JR城端線)開業当時の車両

砺波市文化財旧中嶋家住宅

西側 SL弁慶号前の遊具広場

東側 美術隣の遊具広場

大花壇のカンナ・インディカ

大花壇のカンナ・オーキオイデス

大花壇のラベンダー

チューリップ四季彩館前のペンタス