木曽川水系阿多岐川　阿多岐ダム湖                         　2020/07/29 更新

　石岐阜県郡上市白鳥町中西にある阿多岐ダムは長良川の支流阿多岐川にある岐阜県が管理する洪水調節、渇水期利水、潅漑用の重力式コンクリートダム。ダム湖は阿多岐紅葉湖(あたぎくれはこ)と命名され貯水容量の割りには面積が小さい。
　総貯水量は２,５５０,０００m³、有効貯水量は２,０５０,０００m³。オリフィスゲートとクレストゲートの間が洪水調節容量で１,５５０,０００m³となっている。
　洪水吐は自然越流式で、常用オリフィス２門と非常用クレスト９門となっている。渇水期以外は常用オリフィスから静かに水が流れ落ちているが渇水時は副ダムの右岸にあるジェットフローゲートから河川維持水(渇水期利水)が放流される。
　ダム完成時は親水公園として整備されていたが、公園の施設の老朽化が激しく、訪れた２０１０年８月時点では天端を含め、すべて立入禁止となっていた。撮影は立入禁止の柵、及びロープの外から行った。天端は立入禁止だが入ろうと思えば入れ、管理所からのチェックもないと思える。
　富山県からは東海北陸自動車の高鷲ＩＣまで走りＩＣ出口から、やまびこロードと呼ばれる県道３１６号線を走り阿多岐トンネルを抜けるとダム湖や堰堤が見える。全線快走路。
　高鷲ＩＣ入口から県道４５号線を走り湯の平温泉の先で国道１５８号線に入り南下すれば、長良川鉄道の北濃駅に到着する。このルート以外は１車線道路を通る。
　東海北陸自動車の高鷲ＩＣ付近の県道４５号線沿いにある「湯の平温泉」(ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉)は入浴時間が１０時から２１時までで大人7００円、小学生３５０円、未就学児無料。木曜日は休館（祝祭日の場合は営業）