下条川水系下条川　立神池                                 2020/05/20 更新

　富山県射水市石青井谷にある立神池は下条川に放流する金山土地改良区が管理する溜池で有効貯水量３７０,０００m³。１９４４(昭和１９)年に完成したが、その後老朽化が著しく貯水能力の低下と豪雨時の危険が憂慮される事態となり、県営ため池など整備事業で堰堤、洪水吐、取水施設の改修が行われ、１９７９年から改修に着手し１９８２年に完工した。青井谷地区の約４０ヘクタールの農地に安定して用水が供給できるようになった。
　堤高１３.５ｍでダムとして認定されるには１.５ｍ足りない。堤長１２７.５ｍ、天端幅５.３ｍで直径８００mmのコンクリート製底樋があり、そこから下条川に放流される。洪水吐は自然越流式だが、草が生い茂り水が流れた形跡はない。立神池の水源は池を囲む森林で河川の流入は無い。石畑池の上流にオオハクチョウが飛来する石畑池がある、立神池に比べ規模は小さいがハクチョウが飛来するため有名。石畑池は水田と県道に囲まれており下条川の水が流れ込み、下条川に流れ出している。
　近くに射水市小杉パークゴルフクラブ、大浴場を備えた宴会施設彩りの里香月がある。小杉パークゴルフクラブは射水市に多数あるパークゴルフ場でも珍しい会員制で、プレー料金がメンバー３００円、ビジター６００円となっている。