町野川水系河内川 北河内ダム やませみ湖                 2020/07/01 更新
 
 石川県能登町五十里にある北河内ダムは町野川の支流河内川にある石川県が建設を行っている洪水調整、水道用水、農業用水を目的とした重力式コンクリートの多目的ダム。ダム湖の最大貯水量は2,860,000m3有効貯水量は2,590,000m3。非常用洪水吐は自然越流型だが、少し低い位置に常用洪水吐が1門ある。湛水が始まる前の2009年6月23日と完成後の2010年6月9日に訪れた。訪れた時は竣工前で堰堤天端は立ち入り禁止だったが、竣工後は歩行者は入れるようになっている。
 能登半島は水源となる山が少なく水量の多い河川も少なく各地に溜め池が見られる。溜め池は小河川を堰堤で堰き止めたものか、里山林からの水を集めたもので、堰堤の高さ15m以上の物がダムと呼ばれている。ほとんどがアースダムかロックフィルダムで重力式コンクリートダムは北河内ダムと1994年に完成した八ヶ川ダムのみ。
 河内川は五十里浄水場付近で町野川に合流し、大きな砂防堰堤がある。野町川は能都町を流れて輪島市へ入り、景勝地の曽々木海岸で日本海へ流れ出る。
 ダムの名称となっている北河内集落はダム湖予定地の上流にあり、北河内集落までの1車線の隘路だった県道276号線は北河内トンネルの完成で2車線道路となった。集落付近は拡幅工事中。北河内集落と柳田村中心部はスーパー林道で結ばれていた。柳田村は「平成の大合併」により石川県最後の村となっていたが、2005年3月1日に鳳至郡能都町、珠洲郡内浦町と合併して鳳珠郡能登町となった。
 2009年12月から試験湛水が開始され、2010年2月23日には50年に一度見られるかどうかの非常用洪水吐4門からの越流が見られた。2010年8月29日に竣工式が行われた。
 堰堤付近の県道26号線を東進すると小屋ダムを経て名勝の恋路海岸に達する。恋路海岸には軍艦島として知られる、見附島がある。旧柳田村中心部から県道6号線を北上すると曽々木海岸に達し、国道249号線を輪島方面へ向かうと白米の千枚田がある。
 河内川の2kmほど下流にある国民宿舎能登やなぎだ荘の能登やなぎだ温泉は日帰り入浴が可能で、入浴時間は7時30分から21時までで大人490円、小学生270円、幼児160円。


管理棟裏から上流方向

管理棟裏から左岸

管理棟裏から左岸

管理棟裏から右岸

管理棟裏から右岸

管理棟裏から堰堤

県道276号線から左岸

県道276号線から左岸
県道276号線から左岸 県道276号線から左岸
県道276号線から上流部 県道276号線から左岸の常時湛水位標
管理棟裏から堰堤 北河内ダム堰堤

県道276号線から上流側  湛水前

県道276号線から左岸  湛水前

県道276号線から左岸  湛水前

工事中の北河内ダム

工事中の北河内ダム

工事中の北河内ダム

左岸道路から堰堤

工事用道路

国民宿舎能登やなぎだ荘

町野川河口付近の曽々木海岸 窓岩

町野川河口付近の曽々木海岸 輪島製塩の塩田

町野川河口付近  茅葺き屋根の重文 上国時家

選択取水装置

真中 常用洪水吐と非常用洪水吐

堰堤天端

左岸の検査廊入口

石川県北河内ダム管理棟

管理棟の銘板

減勢工

減勢工の下流側

左岸の水位表示板
最上流部の水位表示板 常時満水位
洪水時最高水位

付け替えられた県道276号線
左岸の代替林道 五十里浄水場
五十里浄水場の下流側

北河内ダム諸元     拡大
輪島市白米の千枚田 珠洲市鵜飼の見附島
能登町恋路の恋路海岸