黒部川水系黒部川 黒部ダム 黒部湖                              2022/07/31 更新
 
 富山県立山町芦峅寺にある黒部ダムは発電所が黒部川第四発電所のため「くろよんダム」と呼ぶ人も多い。ダム湖の名称は黒部湖で最大貯水量は、
199,285,000m3、有効貯水量は148,843,000m3。 関西電力の発電用ダムで、発電は黒部川第四地下水力発電所で最大出
力337,
000kW。
 1956年から1965年の工事期間中に171人が殉職した世紀の難工事で、ダムサイトに慰霊碑と銅像がある。難工事の様子は映画「黒部の太
陽」などで紹介された。現在、水力発電の最大出力は奥只見、田子倉、佐久間に次いで4位となっている。上位3つの発電所は黒部川第四発電所より
先に完成している。
 ダムの天端は2車線の国道が通れる幅があり、両側に1段高くなった歩道がある。現在、観光客の通る時間帯はすべて歩道として利用されている。
扇沢からの観光客のほとんどは展望台からダムを見物した後、天端を歩いて対岸のケーブルカーの黒部湖駅へ向かう。対岸はすぐにトンネルになって
いてトンネル内で左折すると遊覧船の乗り場があり、その先に吊橋のかんぱ橋があり登山道が続いている。ケーブルカーや、トロリーバスの黒部湖駅
は地下にあり、ダム天端や展望台からは見えない。扇沢駅−黒部湖駅間のトローリーバスは2019年のシーズンからは電気バスに変更になっている。
 左岸の富山県側から黒部湖遊覧船ガルベが運行されている。ガルベとは「黒部」の語源と言われるアイヌ語を元にした名前で、初代遊覧船黒部丸に
代わって2000年に投入された。運賃は1100円で30分かけて黒部湖を一周する。関西電力の関連会社で大糸線信濃大町駅と扇沢駅を結ぶ北ア
ルプス交通やホテルなどを経営する関西電力系の関電アメニックスが運行している。
 左岸に平ノ小屋があり、ここから登山者や渓流釣客を対岸の針ノ木谷に渡す渡船がある。黒部ダムの観光放水が行われる6月20日から10月31
日までの6時から17時まで4往復運行され、運賃は無料。黒部湖により登山道が分断されたための代替で関西電力が運行しているが、実際の業務は
平ノ小屋の佐伯氏に運行委託されている。
 黒部湖はほとんどが立山町に属するがこの付近は大山町だったため平成の合併により富山市となっている。富山県では越ノ潟の県営渡船に次ぐ第2
の渡船。 
 関電アメニックスが運営するANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんは、立ち寄り湯が可能で利用時間は13時から21時まで(最終受付
20時)、料金は税込み 大人(13歳以上) 1200円、子供(6〜12才)600円、幼児(5歳以下)無料。
※発電出力、料金などの数値は更新時のものです。


黒部湖遊覧船ガルベから堰堤

堰堤天端から上流方向

かんぱ橋から堰堤

左岸から上流方向

堰堤天端から上流方向       奥の山は赤牛岳       7月

堰堤天端から上流方向      奥の山は赤牛岳     10月

黒部ダム堰堤

黒部湖遊覧船ガルベ

 右岸から上流方向

左岸トンネル前から

黒部湖遊覧船ガルベから堰堤方向

黒部湖遊覧船ガルベから堰堤方向

黒部湖遊覧船ガルベから かんぱ橋

かんぱ橋から右岸の紅葉

ダムサイト展望室から堰堤

堰堤天端から直下の黒部川

展望休憩施設 屋上は展望台

観光放水展望台から堰堤天端

殉職者慰霊碑

黒部湖遊覧船ガルベ

関西電力登山道代替渡船「しらとり」

黒部ダム管理用の船艇

管理事務所とインクライン

かんぱ橋

遊覧船乗り場付近

堰堤天端から黒部峡谷

黒部湖遊覧船ガルベから

黒部湖遊覧船ガルベから

部湖遊覧船ガルベから

部湖遊覧船ガルベから

堰堤天端から黒部川

富山地方鉄道 立山駅

立山黒部貫光 立山ケーブルカー

立山黒部貫光 立山高原バス

立山黒部貫光 立山トンネルトロリーバス

立山黒部貫光 立山ロープウェイ

立山黒部貫光 黒部ケーブルカー

関西電力 関電トンネル電気バス

関西電力 扇沢駅

関西電力北アルプス交通 扇沢線バス 信濃大町駅

自然越流式非常用洪水吐

フィクストコーンスリーブ弁からの放水

堰堤天端道路

堰堤天端道路

インクラインも巨大

黒御影石の銘板

右岸遊歩道から

左岸遊歩道から

遊覧船乗り場付近の滝

ダムサイト展望室から

左岸トンネル前から

展望台から後立山連峰

遊覧船ガルベから平ノ小屋

立山へのロープウエイ大観峰駅

ロープウエイから大観峰駅

立山へのケーブルカー黒部湖駅

ダム水源地環境整備センター