庄川水系庄川 成出ダム湖                                      2020/05/31 更新
 
 岐阜県白川村小白川にある関西電力の発電用重力式コンクリートダム。富山側からは国道156号線を白川村に向かって走る。ダムの堰堤は県境にあり堰堤の中心が県境になっている。成出集落も発電所も富山県だが、管理事務所が岐阜県側にあるため所在地は岐阜県白川村になっている。
 ダム湖は小さく、最大貯水量は7,909,000m3、有効貯水量は3,186,000m3で土砂堆積率は60%。上流の蛇行部には土砂が堆積して自然のダムのようになっている。
 ダムの水は地下水路で少し離れた成出水力発電所と新成出水力発電所に導かれている。1951年運転開始の成出水力発電所の最大出力は35,00
0kW。1975年運転開始の新成出水力発電所が最大出力58,200kW。
 この辺りの庄川に架かる橋は飛越7橋と呼ばれ、橋を渡る度に県が変わる。富山県側から楮橋、火の川橋、宮川原橋、小白川橋、成出橋、飛越橋、合掌大橋の7つで、楮橋以外は橋の上に県境表示がある。飛越橋からは成出ダム堰堤正面、反対側に美しい渓谷を見る事ができる。合掌大橋からはダム湖を眺めることができる。
 富山県側赤尾ダム近くにリニューアルされて綺麗になった五箇山温泉赤尾館は立ち寄り湯が可能で、入浴時間は9時〜21時まで大人600円、小学生300円。赤尾館前には重要文化財の合掌住宅岩瀬家がある。写真は赤尾ダムに掲載。


土砂堆積地点より上流側   5月

土砂堆積地点より上流側   5月

土砂堆積地点より上流側   5月

土砂堆積地点より上流側   5月

土砂堆積地点より上流側   5月

蛇行部に土砂が堆積した自然のダム

合掌大橋から上流側 橋は東海北陸自動車道

合掌大橋から上流側 橋は東海北陸自動車道
ダム湖上流部 合掌大橋から堰堤方向
合掌大橋から岐阜県側 合掌大橋から岐阜県側
管理事務所前から取水口 飛越橋から成出ダム堰堤

飛越橋から成出ダム堰堤

富山県側から合掌大橋

合掌大橋から堰堤方向

合掌大橋から右岸の絶壁

飛越橋下流側は険しい峡谷

飛越橋下流側は険しい峡谷

合掌大橋から右岸の絶壁

関西電力成出発電所

関西電力新成出発電所

非常用洪水吐ラジアルゲート

常用洪水吐ローラゲート

管理事務所前から堰堤天端

流木の引き揚げ作業

右岸富山県側から堰堤

岐阜県側にある管理事務所

飛越橋上の県境

飛越橋から成出ダム堰堤

国道156号線合掌大橋上の県境

合掌大橋から岐阜県側

合掌大橋から富山県側

五箇山温泉赤尾館