犀川水系犀川　犀川ダム　犀川湖                               　2020/06/06 更新
 
　石川県金沢市二又新町にある犀川ダムは犀川にある石川県の洪水調整、金沢市の上水道用の多目的ダム。重力式コンクリートダムでダム湖の最大貯水量は１４,３００,０００m³、有効貯水量は１１,９５０,０００m³。発電は金沢市企業局が行い、上寺津発電所で最大出力１６,２００kW。下流に逆調整池の上寺津ダムを設け夜間電力で水を犀川ダムへ汲み上げている。昼は新辰巳発電所最大出力６,０００kWを通して水道用水と農業用水として放流している。
　５月の大型連休の頃は山菜採りの季節で、ダムまでの県道２０７号線脇には山菜採りの車が多く駐まっている。県道で はあるが辰巳町からダムサイトまで１車線の曲がりくねった道で、所々落石箇所もある。ダム天端は現在鎖が張ってあり通行禁止となっている。左岸へは渡れないため、写真はすべて右岸遊歩道からの撮影。県道２０７号線は支流の流入地点まで続いているが樹木に遮られダム湖は見えない。遊歩道は中流部で県道に合流している。
　川の左右は水の流れていく方向、上流から下流に向かって右岸、左岸という呼び方をするが、これは昔、上流に住む人たちが下流の町から舟で運ばれて来る、生活に必要な物資を川を見つめて待ちわびたということから、川下に向かって左岸、右岸と呼ばれるようになったという説がある。
　犀川を下った大桑橋付近にスーパー銭湯「楽ちんの湯」は入浴時間１０時から２４時までで、大人６５０円、３才以上から小学生３３０円。麺類など軽食や酒類を低価格で提供している。