小矢部川水系打尾川　臼中ダム湖                              2020/05/18 更新
 
　富山県南砺市臼中にある臼中ダム湖、堰堤は中心遮水ゾーン型ロックフィル式で富山県が管理する防災と潅漑用ダム、ダム管理に必要な電力を堰堤直下の臼中発電所最大出力９１０kWで発電する。ダム湖の最大貯水量６,９５０,０００m³、有効貯水量は６,０７０,０００m³。洪水吐は常用、非常用とも自然越流式で取水設備は斜樋多段ゲート式。
　完成は１９９３年で建設に際しては臼中集落が湖底に沈んだ。ダムの名称は湖底に沈んだ集落にちなんで臼中ダムとなった。右岸には湖底に沈んだ春日神社の鳥居が移設されている。
　ダム湖周辺は親水公園として整備されていたが、２００８年７月に起きた集中豪雨災害のため、県道が通行止めとなり草に覆われている。最後に訪れたのは２０１０年５月３１日で、県道２８９号線は開通したばかりで上流部の親水広場では復旧工事が行われていた。
　県道２８９号線は堰堤までで、そこから先は林道臼中湖岸線となる。打尾川に架かる橋を渡って林道城福線を走り、支流の橋を渡って林道西島線に入って堰堤左岸に戻り天端道路を通って県道２８９号線に出る。１車線道路だが、普通車同士の行き違いは可能。
　是ケ谷ダムの堰堤を通って県道２９２号線を桜ヶ池方向へ行くとに東海北陸道の城端サービスエリアがあり、一般道側にも駐車場がありサービスエリア内の施設を利用できる。サービスエリア内の桜ヶ池クアガーデンの入浴時間は６時から２２時までで大人６３０円、小学生３２０円幼児無料。
　県道２８９号線を北上し県道１０号線を刀利ダム方向へ向かうと南砺市網掛地区に湯宴遊福光温泉温泉があり、日帰り入浴時間は１０時から１３時４５分までで大人５００円、小学生２００円、幼児無料。