福井鉄道に新駅ができたのと、一部駅名が変更になったため、北陸の駅更新のため、福井鉄道福武線に乗ることにした。18切符を利用して 9時18分に福井へ到着、328Mで武生へ行き福井鉄道で取材しながら福井へ戻る予定だったが列車がない。328Mはダイヤ改正で福井打 ちきりとなっていた。 419系の独壇場だった芦原温泉−武生間に521系が進出している。金沢−福井間の多くの駅で521系4両分ホームが嵩上げされ、安全 柵が新設されていた。 急遽予定変更、えちぜん鉄道福井駅でえちぜん鉄道・福井鉄道共通1日乗車券1200円を購入。三国芦原線電車で田原町へ、田原町から歩 いて裁判所前から仁愛女子高校に駅名が変わった電停へ、撮影後、越前武生行きモ880+881に乗る。この日は福井マラソンのため、午前 中駅前へは入れないため市役所前で12分間停車する。田原町−越前武生直行より12分のロスが生じている。
福井新から駅名が変わった赤十字前で下車、赤十字病院までは駅から少し遠い。駅名標も新しい物に取り替えられていた。名前が変わったか ら取り替えたのかと思ったが、福井市内はベル前までと、鯖江市、越前市は全駅が新しい物に取り替えられていた。 駅名以外あまり変わって いない様だが、一応写真はすべて撮り直す。帰って調べると必ず細かいところが変わっている。一番よく変わっているのは駅前の飲料自販機で この駅も新しい自販機に変わっていて3台が2台になっていた。
ここからモ776+777に乗り、駅名表示板を撮影しながら、サンドーム西駅へ、駅から鯖江サンドームが見えない。200mくらい日野 川に向かって歩くとようやく特徴ある屋根が見えた。北陸本線の列車からはすぐ傍に見えるがサンドーム西駅からは1kmくらいある。ついで に日野川の堤防まで上ってみた。下流側に県道229号線バイパスの鯖江大橋、上流側に福武線の日野川橋梁と県道229号線の白鬼女橋が見 える。
サンドーム西駅からモ772+773に乗りスポーツ公園へ、この駅は将来道路の下になるらしく、橋脚が立ち並んでいる、橋脚は4車線構 造で、北陸本線も跨いで駅名の元となっている家久スポーツ公園に繋がるのか。 家久スポーツ公園は北陸本線の列車からすぐ傍に見える。この駅は家久スポーツ公園の西約600mにあり、駅舎の日よけには福井県産杉材 やガラスに挟んだ越前和紙を使い、スロープや車いす対応トイレも設置されている。 約2500万円の建設費全額を国と県が補助し、年間4000人の利用が見込まれている。オリジナル塗装のモ774+775は「祝 スポー ツ公園駅開業」のヘッドマークを付けて走っていた。
西武生から駅名が変わった北府(きたご)へは近いので歩いて行くことにする。スポーツ公園付近には新しい住宅が建ち並んでいるが、月極駐 車場が多い。 信越化学工場前の並行する県道より立派な市道を歩いていると、モ772+773が時速70kmくらいのスピードで通過して行った。あわて てシャッターを切ったが日影だった割りにはうまく撮れた。更に歩くと沢山のバスが駐まっており、福井鉄道の本社があった。地図では本社は 北府駅前の木造の建物になっているが、この建物は解体され、跡地は福井県営の33台分のパーク&ライド駐車場になっている。北府駅の無料 駐車台数は合計63台になっている。
北府の車両基地にはシャトル便が無くなりお役ご免となった、モ802が駐まっていた。もう一両のモ803は越前武生駅構内に駐まってい た。使用しないと車両がダメになるので早朝や深夜に運行されるらしい。北府駅の撮影が一通り終わったところへ越前武生行きのモ886+8 87が到着したので、それに乗った。 越前武生駅のホームでゆっくり撮影して改札口へ向かうと閉まっていたので、窓口の方を見ると駅員さんが「ありがとうございます」と言っ て開けてくれた。駅名標は上下分離になったことで、支援する各沿線自治体の特色を出したものになっている。越前市は紫式部像と武生菊人形、 鯖江市はサンドームと西山公園のレッサーパンダ福井市は市花の紫陽花となっている。越前市、鯖江市はすべて新しい駅名表示板に変わってい たが、福井市はベル前まで変わっていた。(後日全ての駅が変更された) この日は、えちぜん鉄道にも乗車することにしていたので、武生からJRで福井へ戻った。敦賀発の列車は521系2両で立っている人もい たが、少し席も空いていて座ることができた。途中どんどん乗車して満員で福井駅へ到着した。
JR西日本エリア乗り放題切符を利用して、ホームページの「北陸の駅」の取材を兼ねて今庄まで行ってきた。北陸圏しか行かないので「北陸 おでかけパス」1500円でも可能だが、事前に購入していなかったのでリニューアルされた小杉駅の窓口で「鉄道の日記念西日本一日乗り放 題きっぷ」3000円を買い小杉駅8時17分発の526M列車金沢行きに乗った。 各JR駅を撮影後今庄13時53分発245M列車福井行きに乗る419系3連。14時8分武生駅下車、ホームの柱には「たけふ菊人形」の 飾り付けが見られる。 降りてすぐにトワイライトエクスプレスが通過していった。駅、周辺施設を撮影した後、福井鉄道の武生新駅へ向かう。ここで休日のみ使え る1日フリー乗車券500円を買い、駅構内の電車を撮影しながら西武生駅へ歩く、距離が近いので電車に乗るまでもない。
武生新駅構内には日中出番のない大型車が駐まっている。3番ホームの向い側に200形のNTTドコモ広告電車のエジソン生命の広告電車 モハ202、奥の洗車機付近に200形の福井ヤングハローワークの広告車が、更にその奥にAIGエジソン生命の広告社モハ610+クハ6 10が駐まっている。ライトレールではモ803とモ880形が止まっていた。しばらくするとモ776+モ777が2線へ到着した。
西武生駅には福井鉄道の本社と車両基地がある。ホームは低床化対応で嵩下げされ、武生新側に僅かに鉄道線用のホームが残っている。ここ にいた車両はモ880+881と電気機関車デキ3、モハ601、モハ602。モハ600形とデキ3の間には300形の発生品と思われる台 車が並んでいた。西武生14時41分発の電車で浅水駅へ向かう。浅水駅は今回の取材の目的地の1つで、県営のパークアンドライド駐車場が 設置された。
車両は先ほど武生新駅へ到着したモ776+777で、器が小さくなって車内が賑やかに見えるのは富山ライトレールと同じであるが座席定 員はこちらの方がはるかに多い。途中神明では鉄道の日記念で武生新−神明間でさよなら運転を行ったモハ141-1+モハ141-2が停車し ていた。この列車から降りたと思われるカメラと三脚を持った人が大勢乗り込んできたが、途中思い思いの駅で半分くらいは降りていった。私 は浅水(あそうず)駅を撮影するために下車。浅水駅にはログハウス風の駅舎が建っている。 福井県によって、ここ浅水駅と水落駅にパークアンドライドの駐車場が整備された。水落駅は80台規模で無料浅水駅は45台規模で有料とな っている。駐車場の管理も委託されていて駅員配置駅となっている。駐車料金は1日300円、1カ月3000円となっている。近くに足羽高 校があり、駅の利用者は多い。浅水15時24分発の電車で福井駅前へ向かう。
車両はモ770+771、交換電車が遅れたため3分遅れで浅水を発車、遅れを取り戻そうとスピードを上げたため横揺れが激しい。空気バ ネ台車のため、振動が伝わってくることはない。市役所前でスイッチバックして福井駅前に15時49分に到着。ここでの停車時間の設定が長 いので遅れを取り戻し定刻通り15時49分に田原町へ向かって発車して行った。 福井16時17分発369M列車富山行きで小杉へ戻った。長距離列車なのに419系3連だった。窓が汚くてもシートのピッチが広いので 一般の利用者には、ゆったりできて良いのかもしれない。金沢駅で16分停車してほとんどの乗客が入れ替わった。私の乗った先頭車両で富山 へ向かったのは5人だった。定刻18時44分に小杉駅に到着した。
18切符の1人分が余っていたので福井鉄道に乗ってみることにした。小杉発9時43分発の430M列車で福井へ向った。この列車は特急 の追い越し待ちがない、けっこう速い列車である。車輌は413系3連である。 福井駅で、特急「加越」「スーパー雷鳥」「白鳥」を撮影して12時14分発の近江今津行き646Mで武生へ向かう。車両は敦賀を中心に 運用されている419系3連で先頭車はどちらも中間車からの改造車。19分の乗車で武生に到着。 先日通った時にはあった「平和堂」がすっかりなくなっていた。同じ場所で新築されるらしい。平和堂の中を通って武生新へ行く予定だった が道を100mくらい歩いて武生新へ、自動券売機で福井市内行き390円の切符を買う。 ホームで福井鉄道の電車を撮影後、13時0分発の福井駅前行きで福井へ戻ることにした。乗った車両は300形2連である。武生新から鳥 羽中までは急カーブの連続でスピードが出せない。平均40km/hのスピードである。 西武生には車輌工場があり電気機関車や貨車が止まっている。次の家久は島式ホームで武生新行きの普通列車の行違いをする。
家久を出ると大きく右にカーブして日野川の鉄橋を渡る。鉄道模型の線路のようにカーブの連続した線路を40km/hのスピードで、上鯖江、 西鯖江、西山公園に停車し、水落で300形の普通列車と交換する。福井鉄道の鉄道線区間の交換可能駅のポイントはすべてシェルターで覆わ れている。雪がポイントに積もり、それが凍りつくのを防ぐためらしい。 次の神明では非冷房の140形が止めてあった。シートは転換クロスシートである。鳥羽中を過ぎ、浅水川を渡ると相対式ホームの三十八社 に停車、ここからは一直線となり、スピードメータも50〜60km/hを示す。次の浅水で再び300形と交換する。ここにはログハウス風の 駅舎があり、駅員が配置されているようである。 相対式ホームの江端に停車した後、平和堂をキーテナントとして1989年にできたショッピングセンターベルのために新設されたベル前に 停車する。ここでまとまった乗降があり、片面ホームには乗車券の発売所があり、カバンを下げた車掌が常駐している。(日曜、祝日のみか)大 きなショッピングセンターで相当に集客力がありそうだ。武生の平和堂のリニューアルの原因が解った。武生は「食品館」に変わるのか。
福井新でデジタルツーカーの広告電車の200形と交換する。日中は200形と300形のみが走っている様だ。福井新から旧国道8号線の 路面区間に出る。路面区間ではすれ違う列車はなかった。木田四ツ辻、公園口、本町通り、市役所前と電停に停車する。市役所前でスイッチバ ックしてひげ線を福井駅前へ入る。市役所前で車掌が乗り込み、乗車券を回収する。(はるか昔、富山地鉄バスに車掌が乗っていた頃、末広町 を過ぎると車掌が乗車券を回収した。富山地鉄バス、加越能鉄道バスの車掌はすべて女性で北陸鉄道に男性の車掌がいて奇異に思えた記憶があ る)。 終点福井駅前では全てのドアが開くが300形では連結面に近いドアにはホールディングステップが設置されていないため開かない。JRで 19分のところを44分で走破した。福井鉄道では1998年11月にダイヤ改正を行い急行を大幅に減便した。スピードでは急行でもJRに 太刀打ちできないため、急行はラッシュ時のみにし、JRを利用しにくい小駅(利用者の少ない駅)からも利用しやすいようにした。名古屋市営 地下鉄の車体を利用した600形は今後も増備される予定である。 この時間帯は200形6両と300形6両は本線上を走行。80形4両は武生新の1番ホームと洗車機のある側線に停車、最新の600形も 武生新に停車。140形は神明駅に停車。元金沢市電の路面電車562号も武生新に休車で留置されていた。