2023/07/04  更新
 婦中鵜坂駅は富山市が2008年3月のダイヤ改正時から始めたJR高山線第2期活性化社会実験で誕生した臨時駅で、駅名は富山市が2007年
10月に実施した公募結果をもとにJR西日本が選定した。JR西日本は富山県民や高山線の利用者に分かりやすく、親しまれるよう広いエリアの地
名で知名度の高い[婦中]と、鵜坂神社や鵜坂小学校がある[鵜坂]を組み合わせた[婦中鵜坂]を採用した。2008年3月15日のダイヤ改正時に開業
2014年3月15日に普通(常設)駅となった。

 現在付近に鵜坂という町名は無いが昭和17年6月1日に鵜坂村と速星村が合併して婦中町が誕生している。現在鵜坂の町名は神通川左岸にが残っ
ており、鵜坂神社がある。
 鵜坂神社は実在可能性の高い最初の天皇である崇神天皇の命により創建されたと伝えられ、越中国史大伴家持が鵜坂神社に参拝して鵜飼いを楽しん
だとされ、1998年から売比川鵜飼祭り が再現されている。幾度かの火災で焼失し、現在の拝殿は鉄筋コンクリート造りとなっている。由緒あ
る神社で社域(境内)は広い。拝殿前に大伴家持が神通川を詠んだ歌碑がある。
 駅付近にはIT関連企業や北日本新聞越中座・印刷工場がある富山イノベーションパークがある。印刷工場では北日本新聞の他読売新聞も印刷され
ている。富山寄りに西本郷工業団地があり、希望ヶ丘ニュータウン、パークタウン西本郷などの住宅団地も多数ある。
 史跡安田城跡もここが最寄り駅となる。安田城は1585(天正13)年、豊臣秀吉に敵対した富山城主佐々成政に対する越中攻めで、秀吉の本陣と
なった白鳥城(呉羽城山公園)の支城として使われた。城跡の堀には6月中旬に赤、白、黄色のスイレンの花が咲き揃う。入場無料の史跡安田城跡資料
館がある。

婦中鵜坂駅ホーム 発車した越中八尾行き

到着する越中八尾行き列車 キハ120-340+キハ120-346

北日本新聞 創造の森 越中座

北日本新聞印刷所

北日本新聞サービスセンター

駅駐車場から北陸コンピュータ・サービス

鵜坂神社入口

鵜坂神社拝殿

鵜坂神社の大伴家持歌碑

JR西日本の駅名標と同一仕様の鵜坂神社説明板    size1920 X 1080

史跡安田城跡資料館

安田城跡資料館側から本丸

安田城跡右廓の案内ブロック

安田城跡二の丸から本丸

安田城跡の水連池

安田城跡の水連

本丸付近のアオサギ 池は浅い

安田城跡から電波塔 BBT-TV  TUT-TV  NHK-FM  NHK-TV  KNB-TV

朝日の滝・安田不動堂 宗教関連の滝

安田城跡の水連 白

安田城跡の水連 紅