2023/07/16 更新
  福野駅は富山県で最初にできた中越鉄道が福野まで開通した1897(明治30)年に開業した。相対式ホームで跨線橋がある。駅舎側1番線が高岡
方面、反対側2番線が城端方面となっている。 駅前広場は整備されたが駅舎はそのままの姿で残っている。
 駅前には再開発ビルの「クリゾンテムふくの」がある。これは事業所や飲食店などの商業施設と市営住宅が入った8階建ての複合ビルで2005年
8月に完成し、にぎわい創出に貢献している。全国市街地再開発協会の平成18年度の功労表彰を受けた。駅舎側は北日本新聞南砺総局になっている。
 駅裏には橋梁メーカーの川田工業の工場がある。駅から約500mの所に南砺市役所福野庁舎があり、その近くに川田工業の本社がある。駅の高岡
寄り200mくらいの所に福野中学校があり、線路を挟んで向い側に富山県立南砺福野高校がある。
 南砺福野高校の前身は富山県立農学校で最初の校舎は福野出身の建築家吉田鉄郎氏が設計した。初代の校舎は新校舎建設時に移動して巌浄閣として
保存され1997年5月に国指定の重要文化財となった。平日の10時から15時に一般公開されている。見学の際は、富山県立南砺福野高校の事務
室を尋ねてください。普通科、国際科、福祉科、農業環境科があり、農業環境科には環境緑地コースと生物生産コースがあり、校舎前に温室が並んで
いる。
 南砺市園芸植物園フローラルパークでは、毎年11月に南砺菊まつりが開催され、会場には競技花や造形菊、創作花壇など色とりどりの菊花が展示
され、県内外から多数の菊愛好家が訪れる。現代感覚のスプレー菊の展示もあり、毎年、この祭りで新品種が開発され、「南砺・福野ブランド」とし
て販売されている。温室前の特設ステージではダンスパフォーマンスや、チンドン、バルーンアートなどの楽しいイベントがあり露店もズラリと並び、
家族連れも楽しめる。
国道471号線を井波市街地へ向かう途中に越中一宮高瀬神社があり、三箇日は大勢の初詣の参拝客で賑わう、富山県(越中)には4社の一宮がある。
他に高岡市の射水神社と氣多神社、立山町の雄山神社が一宮を名のっている。


福野駅舎

発車した観光列車「べるもんた」キハ40-2027高岡行き

福野駅ホームから川田工業本社工場

駅前広場とクリゾンテムふくの

駅前の北日本新聞社南砺総局

駅前のらーめん真太

福野文化創造センター ヘリオス

南砺市福野市民センター

福野タウン ホテル ア・ミュー

富山県立南砺福野高校

南砺福野高校の温室群

南砺福野高校の花卉温室

富山県立福野高校の前身 富山県立農学校初代校舎巌浄閣

巌浄閣の廊下

巌浄閣の2階展示場

巌浄閣の2階展示場から門

菊祭り開催中の南砺市園芸植物園 フローラルパーク

温室内の展示

大輪菊の五輪立

南砺菊祭りのシンボル菊の五重塔

越中一の宮高瀬神社

越中一の宮高瀬神社拝殿

レストラン自由ELE (ジュエル) 予約制

高瀬遺跡史跡公園の「あずまだち高瀬」

伊勢神宮外宮から移築された高瀬神社手水舎