2023/07/10  更新
 猪谷駅は高山本線の猪谷−笹津間が開通した1930(昭和5)年11月27日に開業した。高山までの全線開通は1934(昭和9)年10月である。
 1987(昭和62)年4月1日国鉄分割民営化により岐阜〜猪谷間が東海旅客鉄道(JR東海)、猪谷〜富山間が西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継
され猪谷駅は2つの鉄道会社の境界駅となった。ここで乗務員の交替が行われるため、特急が停車する。
 駅前の道を挟んで細入郵便局がある。そこから少し国道41号線へ向かって下りたところに猪谷関所館がある。越中と飛騨を結ぶ飛騨街道の要所に
置かれた富山藩西猪谷関所は、1641(寛永18)年に設置され、1872(明治5)年に廃止された。 関所番人の子孫の方から寄託された、関所に残
された文書・武具・用具を展示、また廃村の神社にあった円空仏も一般公開している。開館時間は9時〜17時で、入館料は大人150円(団体120
円)、高校生以下無料
 駅前の道を下り、国道41号線を渡ったところに神峡橋があり、対岸の舟渡地区を結んでいる。橋からは国指定の天然記念物「猪谷の背斜向斜」が
見られるが、神一ダム湖の水量が多くと上部しか見ることはできない。神峡橋の下流500m地点で猪谷楡原高規格道路の猪谷橋(仮称)の工事が行わ
れている。
 神通川左岸支流の猪谷川に常虹の滝がある。国道41号線の猪谷川に架かる猪谷橋の富山側に滝への入口がある。常虹の滝は蛇歯見の滝、五色ケ滝、夫婦の滝、不動滝の4滝の総称。
 神一ダム堰堤から神通川第一発電所までは峡谷になっており「片路峡」と呼ばれ、新緑、紅葉とも綺麗。この間の右岸を通る県道188号線は常に
通行止めになっている。寺津橋と北陸電力長棟川第二発電所の間は未整備で道路が途切れている。

猪谷駅舎

楡原駅に到着するキハ120-348富山行き

富山猪谷関所館

神峡橋から猪谷背斜向斜の一部

国道41号線猪谷駅側から神峡橋

国道41号線から猪谷駅への通り

神峡橋から神一ダム湖下流側

神峡橋から神一ダム湖上流側

国道41号線から猪谷楡原高規格道路の仮称猪谷橋  GoogleMapから

国道41号線猪谷橋富山側の常虹滝入口       GoogleMapから

猪谷川常虹の滝 夫婦滝

猪谷川常虹の滝 不動滝

猪谷川常虹の滝 常虹の滝 蛇歯見滝

猪谷川常虹の滝 五色ケ滝

吉野橋から下流側の片路峡 新緑

吉野橋から下流側の片路峡 紅葉

ダム湖側から神一ダム堰堤

神一ダム堰堤付近のダム湖

国道41号線沿いの道の駅細入

北陸電力猪谷発電所 Max 23,600kW       Wikipediaから

猪谷発電所の取水ダム 新猪谷ダム 飛彈市

北陸電力猪谷発電所 Max 500kW

国道41号線ダム湖側から新猪谷ダム堰堤国道41号線ダム湖側から堰堤

新猪谷ダム堰堤天端右岸からダム湖左岸

猪谷駅構内のビロードモウズイカ

神一ダム堰堤前の吉野橋

新猪谷橋から北陸電力新猪谷発電所