2023/07/09  更新
 楡原駅は高山本線の猪谷−笹津間が開通した1930(昭和5)年11月27日に開業した。高山まで全線が開通したのは1934(昭和9)年10月
である。楡原駅は国道41号線沿いにあり、かわいい駅舎が建っている。
 高山線は駅舎の屋根より高い所を走っており、ホームへは屋根付きの階段を昇って行くようになっている。駅舎右側にホームまで続く坂道がある。
片面ホームの無人駅となっているが、かつては相対式ホームの交換可能駅でホームと線路は撤去されておらず夏草に覆われている。
 駅舎に向かって右側に立派な庭園がある。この公園は旧細入村の村政施行100周年を記念して作られた。駅のある楡原は、合併して富山市となっ
たが旧細入村の中心部で村役場(現:富山市行政センター)と神通碧小学校・楡原中学校がある。国道41号線の猪谷楡原道路の楡原−庵谷間が完成し、
駅前の交通量は激減した。
 神通川上流の庵谷に北陸電力神一ダムを水源とする、ダム水路式の神通川第一発電所 最大出力82,000kWと庵谷発電所最大出力50,000kW
があり、左岸の庵谷地区と右岸の寺津地区を結ぶ寺津橋ある。

 寺津橋から神一ダム前に架かる吉野橋の間を「片路峡(かたじきょう)」と呼び、春の新緑、秋の紅葉が美しい。道路が未整備のため、寺津橋と吉野
橋以外は、通常見ることができない、また、大出力の水力発電所で水が使われるため、この区間の水量は少ない。

楡原駅舎

楡原駅に到着するキハ120-348富山行き
山細入村施行100周年記念庭園 ふれあい広場
富山市 細入中核型地区センター 旧細入村役場

県道188号線から富山市立神通碧小学校・富山市立楡原中学校

国道41号線と県道188号線を結ぶ観光橋

観光橋から上流側の国道41号線布尻楡原大橋

観光橋から下流側神二ダム湖

観光橋右岸橋詰にある富山市下タ北部体育館

国道41号線庵谷町長大橋

庵谷の北陸電力神通川第一発電所 ダム水路式 Max82,000kW

庵谷の北陸電力庵谷発電所 ダム水路式 Max50,000kW

神通川左岸の庵谷地区と右岸の寺津地区を結ぶ寺津橋

寺津橋から上流側

寺津橋から下流側 神通川第一発電所の放流が本流のように見える

寺津橋から片路峡 庵谷発電所の放流水で満たされている

神通川第一発電所前から笹津橋

観光橋からボート競技シングルスカルの練習

下タ北部体育館付近のタチアオイ

地鉄バス富山駅前方面バス停標

地鉄バス猪谷方面バス停