JR西日本が五万石千里山荘を取得

 JR西日本は9月30日、料亭経営・食品製造販売の五万石千里山荘(富山市婦中町千里、上野京子社長)を取得し、完全子会社化した
と発表した。JR西の資本力やネットワークを生かし、主力の冷凍おせちなどの販売事業を拡大する。
 千里山荘の新社長には同日付でJR西出身の四十九(しじゅうく)英明富山ターミナルビル取締役企画部長(60)が就いた。JR西は2
014年7月に千里山荘の発行済み株式40%を取得して資本提携を結び、連携して冷凍おせちの販路拡大などに取り組んできた。今回
千里山荘の創業者である安井恒夫五万石グループ会長らが保有する残る株式60%を追加取得し、傘下に収めた。取得額は非公表。
  経営権を握ることで系列のホテルや百貨店などとの連携をさらに強化。販路開拓や新商品開発を積極化し、事業拡大を目指す。五万石
千里山荘の社名や従業員の雇用は維持する。 四十九社長は高岡市出身。1978年に旧国鉄に入社し、分割・民営化に伴いJR西に移
った。金沢支社の富山駅長や企画課担当課長などを経て、今年6月にマリエとやまなどを運営するJR西グループの富山ターミナルビル
取締役に就いた。
 千里山荘は、和風庭園を備える1万6500uの敷地に合掌造りの料亭と食品の製造工場を構え、高い調理技術を持つ人材や独自の冷
凍技術に強みを持つ。設立は74年で、2016年6月期の売上高は13億7千万円。従業員は23人。


JR西日本が取得した五万石千里山荘                                                   画像:五万石千里山荘
掲載日:2016/10/05
観光列車「べるもんた」1周年 沿線の魅力更に発信

 JR氷見線・城端線の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた) の運行1周年記念セレモニーが10月2日、
あいの風とやま鉄道高岡駅で開かれた。関係者が節目を祝い、沿線地域の魅力発信に向け意気込みを新たにした。JR西日本が昨年10
月10日から土、日曜に運行。「走るギャラリー」がコンセプトで、額縁風に装飾した窓枠から立山連峰や富山湾を見渡せる。
 今年9月末までの累計乗客数は約1万4千人で、乗車率は89%と高い人気を誇る。児島邦昌同社金沢支社長が「沿線の皆さんの支援
で、国内外から注目される列車に育った。北陸の魅力をさらに発信したい」と述べ、竹野博和県知事政策局総合交通政策室長、城端・氷
見線活性化推進協議会長の高橋正樹高岡市長があいさつした。
 児島支社長は沿線4市の観光ボランティア団体に感謝状を贈呈し、関係者と共にくす玉を割った。ホームには日付入りのパネルが用意
され、乗客が記念撮影を楽しんだ。関係者は乗客に手を振り、始発列車を見送った。
 記念行事として、県内で活動するバンド「とらとらわんこ」のライブもあった。南砺市のJR城端駅でも1周年を記念した「お出迎え
・お見送りイベント」があり、同市観光大使で歌手の林道美有紀さんら城端地域の住民が、五箇山民謡の唄や踊りを披露するなどして歓
迎した。

掲載日:2016/10/05
城端・氷見線活性化推進協、直通化の検討継続

 城端・氷見線活性化推進協議会の総会が7月7日、高岡市役所で開かれ、2017年度から5年間の「沿線地域公共交通網形成計画」
の素案が示された。JR城端・氷見線の直通化を目指し、引き続き調査・検討を進めることなどが盛り込まれた。計画は、現行の「地域
公共交通総合連携計画」に、まちづくりの視点を加えて策定する。素案は
「日常生活の足として利用される利便性の高い公共交通の実現」
などを基本方針に据え、北陸新幹線との接続向上や、交通ICカード導入に向けた課題の整理など23事業を展開するとしている。
  JR城端・氷見線の直通化に向けた調査活動も事業の一つで、工事に必要な費用やダイヤのシミュレーションなどに取り組む。高岡、
氷見、砺波、南砺の沿線4市の市長は今年5月、直通化の実現に向けて県に協力を要請している。総会の席上、委員の新田一郎県知事政
策局長は「県もこれまで以上に応援していく」と述べた。総会では、本年度の事業計画も承認した。
  両線を利用するツアーや写真コンテストなどの事業費を負担するほか、鉄道の利便性アップに成功した他地域の事例を調査する。
  JR城端・氷見線の直通化については新幹線駅への直通できるメリットがある氷見線沿線とすでに直通で行ける城端線沿線では取り組
みに対して温度差がある。氷見駅から新高岡駅へ直通運行している観光列車「べるもんた」は氷見線列車の車両基地への入庫ルートを利
用しているため直通に25分掛かっている。観光列車のため、この体験が鉄道ファンには人気があるが、定期列車の直通運行には駅構内
の配線や信号システムの変更が必要で費用は約30億円と試算されている。


高岡駅の富山駅側配線                                                     入庫ルートで城端線へ入る「べるもんた」
掲載日:2016/10/05
富山駅のスペース貸し出し好評

 2015年3月の北陸新幹線の開業に伴い新しくなった富山駅が、イベント会場として活用され、新たなにぎわいを生んでいる。一般
利用を認めていなかった旧駅の方針を転換し、新幹線改札口前のスペースを貸し出したところ、割安な料金と立地の良さが受け、1年で
130件以上のイベントが開かれた。
 4月から南口駅前広場も使えるようになり、管理する富山市は「大勢の人が行き交う駅の特長を生かし、街の活気につなげたい」とし
ている。
 イベントスペースは改札口前850uと、ことし3月に工事が終わった南口駅前広場のうち、路面電 車の軌道脇1280u。整備費
の一部を負担した富山市が管轄し、希望者に貸し出している。利用料は1u当たり18〜20円(1時間)と一等地としては低めに設定。
コンサートで3時間、170uを借りれば税込みで1万1千円程度になるという。使用期限は1週間で、マイクや机、いすを無料でレン
タルできる。
 旧駅を管理していたJR西日本は、イベントでの使用を認めず、屋外でのビラ配りを例外的に許可していただけだった。新駅の整備で
は、JRと富山市が協議。新幹線の開業で利用者の増加が見込まれることから、にぎわい空間として活用できるようにした。
 開業初年度は、土日・祝日を中心に135件のイベントが開かれた。コンサートや特産品の販売、高校生による書道パフォーマンスな
ど内容もさまざま。2年目も前年を上回るペースで利用が進んでいる。市富山駅周辺地区整備課の大島聡副主幹は「駅はPR系のイベン
トに向いている。新幹線沿線の都市に観光ブースを出展してもらうことも考えている」と意気込む。
 建築を中心にした地域計画設計論が専門の富山大芸術文化学部の上原雄史教授は「全国の地方都市が活性化に苦慮する中、富山駅のや
り方は一つの突破口になる可能性を秘めている。駅を訪ねること自体が目的となる場所になってほしい」と話している。

掲載日:2016/06/25
JR西日本金沢支社長に児島邦昌氏就任

 6月22日、JR西日本金沢支社長に児島邦昌氏就任した。児島氏は岡山県出身で、東大大学院工学系研究科修士課程を修了後、国鉄
に入社。東大大学院で学んだのは電力系統工学。多くの先輩らが電力会社に就就職する中、分割民営化論が出始めていた国鉄に1982
年に入社した。研究室では珍しく、選んだのは専門の電力の「送電線」ではなく「新幹線」だった。元々社会インフラに携わりたいとの
希望はあった。
 学生時代、正月に帰省した岡山県から東京へ戻る際、新幹線はいつも超満員。「食堂車に立っているところへ詰め込んで詰め込んで圧
倒的な輸送力。新幹線は面白いというか迫力があった」と振り返る。分割民営化後はJR西日本へ。
 前任の執行役員IT本部長では、トラブルによる列車の遅れに関する情報を乗客らに迅速に提供できるよう、指令所の運行表示画面の
情報を車掌がスマホで閲覧できるシステムを他社に先駆け開発。車内の乗客にも状況が見えることが評価され、2年前に経済産業大臣賞
を受賞した。

掲載日:2016/06/25
JR富山駅の新幹線改札口に七夕飾り

 JR富山駅の改札口に6月23日、高さ約4mの七夕飾りが設置された。北陸新幹線の車両をかたどった飾りや短冊、吹き流しなどが
取り付けられ、駅利用客を楽しませている。設置は7月7日までで、駅で夏を感じてもらおうとJR西日本金沢支社が実施。5時30分
〜23時30分にはライトアップされた。 この日は作業員が約1時間半かけて、飾りを丁寧に取り付けていった。訪れた人たちはスマ
ートフォンで撮影したりしながら楽しんでいた。七夕飾りの設置は金沢、福井の両駅でも行われた。

掲載日:2016/06/25
観光列車「べるもんた」1万人達成

 JR氷見線・城端線の観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)の乗客が6月18日に1万人を突破した。城端線新高
岡駅で記念セレモニーが行われ、関係者がくす玉を割って節目を祝った。べるもんたはJR西日本が昨年10月10日から土、日曜に運
行。「走るギャラリー」がコンセプトで、額縁風に装飾した窓枠から立山連峰や富山湾の景観が楽しめる。
 野中雅志JR西日本金沢支社長が「皆さまの協力で晴れ晴れしく1万人を達成できた」と述べ、新田一郎県知事政策局長、高橋正樹高
岡市長が祝辞を述べた。本川祐治郎氷見市長らが加わり、くす玉を割った。関係者は始発の発車に合わせてホームに並び、手を振って乗
客を見送った。
 氷見市では海清保育園の年中、年長児25人と保護者らが氷見線沿いにある市海浜植物園で、手を振って乗客を迎え、1万人達成を祝
った。氷見駅で乗客に記念品が贈られた。新高岡駅ではセレモニーに先立ち、べるもんたキャラクターストーリー募集の入賞者表彰式も
行われた。


氷見線雨晴−越中国分間を走る「べるもんた」新高岡行き                                城端線東石黒−福野間を走る「べるもんた」高岡行き
掲載日:2016/06/25
べるもんた「キャラクターストーリー」賞作品決定!

 JR西日本金沢支社は、昨年10月より城端線・氷見線で運行している 観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(愛称:べるもん
た)
の魅力を発信するナビゲーターとして、列車名にちなんだキャラクターを制作し、ストーリーを募集していたが、受賞作品が決定し
発表した。
 募集期間は2月1日〜3月13日までで、郵送で34件、メールで36件の計70件の応募があった。最優秀賞は東京都の翁千尋さん
でタイトルは「ベルと魔法の展覧列車」。
 あらすじは、猫の惑星ミネットの画商ベルは、ある日、皇帝から「宇宙一の展覧会」の開催を命じられる。さっそく相棒の整備にかか
るベル。相棒とは、車窓風景を絵画に変える力を持った魔法の列車だ。
 宇宙一の絵を求めて銀河を旅するベルは、地球の富山湾で海の妖精エ・メール姫と出会う。「この海に素敵な風景はないかにゃ」「海
なんてつまらないわ」好奇心旺盛な姫は海より未知の山野に憧れを抱いていた。二人は一緒に山野を巡り、そこで山の妖精モンターニュ
王子と出会う。「この山野に好きな場所はあるかにゃ」「あるよ。けど、二人が気に入るかどうか」
 王子は不安がりながら井波や高岡の町を案内する。すると二人は大喜び。王子は誇らしさでいっぱいになる。一方、姫は「海なんてつ
まらない」と言った自分を恥じ、海のことをちゃんと知りたいと願うように。海へ向かう列車。やがて車窓に、立山連峰を背にした雨晴
海岸の絶景が。姫は外から見てはじめて海の美しさを知るのだった。
 さて、ベルはといえば大慌て。富山にすっかり魅了され、離れがたくなってしまったのだ。そんなベルに姫と王子は「この列車を宇宙
の展覧会場にしては」と提案。車窓を生きた絵画として楽しんでもらおうというのだ。こうして宇宙一の展覧列車ベル・モンターニュ・
エ・メールが誕生した。
 優秀賞には3作品が選ばれた。最優秀賞には10万円分の旅行券と北陸新幹線万年筆(非売品)、優秀賞には北陸新幹線万年筆(非売品)
が送られた。

掲載日:2016/04/25
観光列車「べるもんた」平日も運行

 JR氷見、城端両線で土・日曜日に運行している観光列車「ベル・モンタ―ニュ・エ・メール」(愛称・べるもんた)についてJR西日
本は2月18日から団体列車として平日運行を開始した。JR西日本金沢支社は「べるもんたは関係者の期待が高い。効果的な運用を検
討していく」と話している。
 べるもんたは昨年10月10日から、土曜に氷見線、日曜に城端線で1日2往復ずつ運行。12月までに3500人が利用し、乗車率
96%と満席状態が続いている。運行は当初、今年2月末までの予定だったがが、  JR西日本は9月まで運行延長することを決めてい
る。平日運行については、JR側から「貸し切りであれば検討できる」との意向が示され、富山県は昨年10月にニーズを見極めた上で
の運行を求めていた。

掲載日:2016/04/25
来年春から北陸線大聖寺−越中宮崎間と城端線新高岡駅でICカード乗車券利用可能に

 JR西日本は、城端線新高岡駅と石川県内の北陸線全14駅(大聖寺ー金沢)に、ICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」の改札シス
テムを導入すると発表した。運用開始は2017年4月末を予定。
 城端線の高岡駅はあいの風とやま鉄道と共用しており、同鉄道はすでに富山県内全19駅にイコカを導入している。新たに新高岡ー高
岡間で利用可能になるのことで、城端線と連絡する北陸新幹線と同鉄道の乗り換え利便性向上を図る。
 城端線の他駅と氷見線への導入についてJR西日本は「現在は未定」としている。石川県内の並行在来線を引き継いだIRいしかわ鉄
道も2017年度、旧北陸線東金沢ー倶利伽羅の4駅にイコカを導入。金沢駅はJR西日本が設置する。
 JR東日本の「Suica(スイカ)」や首都圏の私鉄系
「PASMO(パスモ)」など、イコカと相互利用が可能なカードも使用できる。
既にイコカ導入済みの、あいの風とやま鉄道全駅を含め、大聖寺駅―越中宮崎駅間で相互利用ができる。

掲載日:2016/04/25