2018/02/17 更新
 黒部市の中心市街地は三日市町で、周辺の村と合併して桜井町となり、漁業の町生地町と合併して黒部市となっている、2006年に宇奈月
町と合併して(新)黒部市が誕生した。
 黒部市内には現在も『桜井』という名称が数多く残っている、富山県立桜井高校、黒部市立桜井中学校、桜井ハム、桜井交通など。富山地方
鉄道の電鉄黒部駅も市制施行前は電鉄桜井駅という名称で、今も桜井駅と呼ぶ人がいる。
 2018年1月31日の推計人口は 41,623人で、出生率の改善、北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅の開業やYKKの一部本社機能の移転な
どで転入が増えたが自然減のため横ばいとなっている。YKKの企業城下町と言えるほどYKKの工場が沢山ある。
 三日市町は1639(寛永16)年に北陸街道の宿場となったが、当時は、東西にわたって、巾五間半の道路を開き、中央に用水を通し、左右
に宿を配し、市街の中央に寺院・脇本陣・御旅屋を配置した計画的な都市であった。
 三日市には、その名からも判るように定期市が開かれ、三・八の日を市日とした。三日市寺町の辻徳法寺の門前には「親鸞聖人の御腰掛石」
がある。
 北陸街道は黒部川に行く手を阻まれ、長屋、舌山、若栗、浦山、下立、愛本へと進み、愛本の川幅が最も狭い場所に愛本刎橋を架け、入善町
を通って再び海岸へ出る。
 観光地にも恵まれ、生地の湧水めぐり、宇奈月温泉街、くろべ牧場などがある。トロッコ電車で有名な黒部峡谷は日本有数のV字谷である。
立山黒部アルペンルートの黒部ダムは黒部川の上流にあり、住所立山町となる。
 三日市の市街地電鉄黒部駅近くに八心大市比古神社があり、明治までは三島大明神と称していた。東西の道をはさんだ神社北に「三島の化藤」
と称される大藤が大欅におおいかぶさり、その欅の根元には地神塚がある。
 くろべ牧場は以前は富山県の新川育成牧場だったが廃止され、YKKの支援で黒部市営「くろべ牧場まきばの風」となった。
 市内を流れる黒部川、布施川に、みどり湖(布施川ダム)、うなづき湖(宇奈月ダム)
十二貫野湖(中山ため池)がある。うなづき湖上流部に尾の
沼公園があり、日帰り温泉施設「とちの湯」がある。尾の沼公園に十二貫野用水の取水口があり、十二貫野湖はその用水を溜める溜め池。

あいの風とやま鉄道黒部駅

黒部駅前の通り

八心大市比古神社(三島神社)

三島神社前の三島の大ケヤキ

三日市(寺町)の辻徳法寺

黒部駅前からの通り  辻徳法寺付近

旧三日市小学校跡地に建つ黒部市役所

黒部市役所敷地内の旧三日市小学校の百年桜

黒部市総合公園

黒部市総合公園内高橋川の上を泳ぐ鯉のぼり

レジャーボートが係留される高橋川

富山地方鉄道電鉄黒部駅

北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅

黒部宇奈月温泉駅を発車したE7系F11編成東京行き

くろべ牧場まきばの風のポニー

くろべ牧場手前の中山ため池(十二貫野湖)

生地漁港の「魚の駅生地」

生地漁港

生地漁港入口の回旋橋「生地中橋」  右の建物2階が操作室

あいの風とやま鉄道生地駅前の湧水「清水の里」

あいの風とやま鉄道生地駅隣のYKK黒部工場正門 

あいの風とやま鉄道生地駅ホームからYKK黒部工場と白馬連峰

宇奈月麦酒館

宇奈月麦酒館の醸造設備

天真寺庭園松桜閣

愛本堰堤と愛本刎橋跡地に建つ川の灯台

大原台公園から宇奈月温泉駅街

新山彦橋を渡るトロッコ列車と宇奈月温泉街

宇奈月ダム

宇奈月ダム湖畔の新柳河原発電所黒部峡谷鉄道観光列車

尾の沼公園駐車場から宇奈月ダム湖

尾の沼公園の日帰り温泉施設とちの湯