あわら湯のまち駅舎

停車中のMC6104福井行き

この駅は京福電鉄では「芦原湯町」だったが、えちぜん鉄道になった時に現駅名に改名された。駅名の通り、駅前には芦原温泉の旅館街が広がっている。しかし、芦原温泉や景勝地東尋坊を訪れる観光客はＪＲ芦原温泉駅からバスやタクシーを利用するのが一般的になっている。 　芦原温泉旅館共同組合のＨＰの交通アクセスのページにもこの駅の記述は見あたらない。観光とはあまり縁のない福井方面への通勤、通学のための駅と感じられた。 　駅舎後方の跨線橋のように見えるのは駅の南北を結ぶ市の自由通路で跨線橋ではない。ホームは相対式で駅舎側１番線が福井方面、反対側２番線が三国港方面となっている。線路の横断は構内踏切で警報機が設置されている。線路を渡るには、この方が楽である。 　１番線ホームにはレンタサイクルが置かれている。最初は放置自転車を再利用していたが、最近は新品の自転車が使用されている。利用料金は無料で雨天の日以外は電車の利用者なら誰でも借りることができる。あわら湯のまちのほか福井口、越前新保、勝山、福大前西、福井、新田塚、三国の各有人駅でも借りることができる。 　駅前から京福バスが、芦原温泉へのメインルートのＪＲ芦原温泉駅や景勝地の東尋坊、越前松島水族館、曹洞宗大本山永平寺を結んでいる。駐輪場は南北両側に設置され、南側にはあわら市老人福祉施設「百寿苑」や南保育園と公民館がある。