永平寺駅舎	到着したモハ２５２
永平寺線は、北陸本線の金津駅(現：芦原温泉駅)から永平寺町の永平寺駅間２４.６kmを結んでいた路線で、永平寺駅は１９２５年（大正１４年）９月１６日永平寺鉄道が永平寺口駅−永平寺門前駅間開通時に開業した。１９６９(昭和４４)年に金津駅−東古市間１８.４kmが廃止された。 　ホームは２面２線だったが、末期は列車の半分くらいがバス代行になっていた。代行バスは永平寺線の経路を辿って芦原温泉駅まで結んでいた。代行バスの永平寺行きは永平寺門前まで乗り入れていが、帰りは永平寺駅からの発車となっていた。門前から発車すると門前の土産店を通らなくなるためだった。 　永平寺を訪れる場合、福井駅西口から直通の特急リムジンバスで訪れるのがメインとなっている。運賃は７２０円で、えちぜん鉄道４４０円＋京福バス４１０円より安くなっている。 　モハ２２０１は２００１年４月８日に撮影したもので、２０００年１２月２７日に発生した東古市駅でのモハ２５１の正面衝突事故でモハ２５１形が使用できなくなり、カルダン車のモハ２２０１形が使用されている。 　２００１年６月２４日に越前本線の保田−発坂間で、勝山発福井行き普通モハ５００２と福井発勝山行き急行モハ２２０１が正面衝突して全線運行禁止となりった。 　永平寺線運休中の２００２年３月に永平寺の南側約１kmで建設が行われていた永平寺ダムが竣工した。 　永平寺線は、バス代行が可能なことから、えちぜん鉄道に引き継がれることなく廃線となった。
曹洞宗大本山永平寺の勅使門(唐門)	到着したモハ2201
永平寺門前	堰堤直下から永平寺ダム堰堤と耕雲橋