最終更新日:2025/09/24
最終取材日:2021/11/05

ありみねぐち
路線:富山地方鉄道立山線
千垣  有峰口 → 本宮
所在地:富山県富山市小見

有峰口駅舎

停車中の16010系団体専用列車 映画「レールウェイズ」ロケ地巡り」
 有峰口駅は1937(昭和12)年10月1日に富山県営鉄道の小見駅
として開業した。富山県営鉄道は電源立県をめざす富山県が有峰ダム建
設を目的に敷設した。完成した有峰ダム有峰湖への最寄り駅であり、観
光客誘致の目的で1970(昭和45)年7月1日有峰口に改称された。
 無人駅でホームは島式で交換可能駅となっている。立山線の途中行き
違い可能駅は五百石、岩峅寺、有峰口となっている。電鉄富山駅側の県
道に架かる橋梁を渡った先に富山地方鉄道小見変電所がある。橋梁直前
にポイントが設置されている。駅舎は2020年2月リフォームされた。
 変電所先の
千垣-有峰口間には県道の芳見橋と平行して常願寺川を跨
ぐ鉄橋が架かっている。電鉄富山駅から立山駅へ向かう列車ではここを
超低速で通過し観光案内の放送が流れる。電鉄富山駅へ向かう列車では
案内放送はないが橋の前後が急曲線になっている為時速20㎞前後で通
過する。この鉄橋は小見鉄橋と呼ばれていたが最近は千垣鉄橋と呼ばれ
ることが多い。
 今でも駅の利用者は小見集落の人たちで、駅から徒歩20分の和田川
沿いには亀谷温泉があり亀谷温泉白樺の湯、白樺の湯前に大山歴史民族
資料館がある。
 有峰ダムは常願寺川の支流和田川に作られた発電を主目的としたダム
で建設は1939(昭和14)年富山県により始められた。
 南富山から岩峅寺を経て粟巣野に至る鉄道も
富山県によって建設され
た。その後、電力統合で日本発送電に移ったが、戦争のため1943
(昭和18)年から1950(昭和25)年まで電源開発
は中断された。
 その後、電力統合で日本発送電に移ったが、戦争のため 1943(昭
和18)年から1950(昭和25)年まで電源開発
は中断された。
1951(昭和26)年から北陸電力により工事は再開され1960(昭
和35)年に完成した。ダムの高さ140m、総貯水量は2億400万
トンで全国第17位
。有峰ダムを水源とする4つの発電所で最大出力
は、53万4千kW。これは、揚水発電を除いて日本では奥只見ダムに
次いで第2位。当時は現在のような道路は無く、建設資材は鉄道によっ
て小見駅へ運ばれ、ここから索道を使って山奥へと運ばれた。
 有峰口駅から500mの所に北陸電力小見発電所がある。 最大出力
15,100kwで取水は有峰ダムではなく常願寺川上流立山駅近くの真
川発電所から取水し、途中に近代化遺産の水路橋千寿橋がある。

 有峰湖へは、ここ小見から和田川に沿って登る小見線と小口川に沿っ
て登る小口川線がある。また岐阜県飛騨市神岡町からも入ることができ
る。
 神岡町からの道路は全線2車線で大型車輌も通行できる。富山県側か
ら大型バスが通行可能なのは小見線でバスの大きさが制限されている。
路線バス以外は許可が必要である。
 有峰口駅前から毎年7月中旬から8月下旬の夏休み期間中毎日と、9
月から10月初旬の休日に有峰折立行きの路線バスが運行される。富山
県側からの有峰林道は水害などでシーズン中も不通となることが多い。
有峰湖周辺は立山連峰初冠雪の頃から紅葉が始まる。
  

ホームから立山駅方向

到着する10030系電鉄富山行き

芳見橋から砂防ダムと立山大橋

有峰ダム堰堤

ホームから千垣駅方向

ホームから本宮駅方向

立山方面ホーム駅名標

電鉄富山方面ホーム駅名標

千垣側端からホーム

千垣側端から待合室

ホームの待合室

ホームの待合室内部 本宮駅側

ホームの待合室内部 千垣駅側

ホ-ムから構内踏切

構内踏切から本宮駅方向

構内踏切から千垣駅方向

島式ホームへの階段

ホ-ムからダム工事に使われた廃止ホーム

ホームから駅舎

構内踏切前から駅舎入口

リフォーム後の駅舎待合室

リフォーム後の駅舎待合室

待合室の時刻表と連絡先案内 19200 X 1080

駅舎入口の駅銘板

駅舎の旧駅名

リフォーム前の駅舎

リフォーム前の駅舎の元窓口

リフォーム前の駅舎待合室

ホームから小見小学校

駅前の駐輪場(休日)

駐輪場前から駅前から亀谷温泉方向

駅前から本宮駅方向

県道から左へ入る駅への入口

橋が駅前通り

階段を上ると駅前通りへ

階段を上って駅方向

階段を上って亀谷温泉方向

芳見橋側から県道に架かる橋梁

駅入口側から県道に架かる橋梁

橋梁ギリギリのポイント

富山地方鉄道小見変電所

変電所前から有峰口駅ホーム

ホ-ムからポイントと県道の橋梁

ホームから芳見橋

芳見橋から下流側 千垣橋梁

芳見橋から上流側の砂防ダム群

重要文化財 本宮砂防堰堤前の「心のかけはし」

心のかけはしから重要文化財 本宮砂防堰堤

砂防堰堤展望台から重要文化財 本宮砂防堰堤

亀谷温泉白樺の湯入口

亀谷地区の神明社

列車内から小見小学校

北陸電力小見発電所

北陸電力中地山発電所

北陸電力新中地山発電所

北陸電力有峰第三発電所第三発電所

北陸電力小俣ダム

有峰ダム下調整池の小口川ダム

北陸電力有峰第二発電所

県道6号線小見地区から立山

有峰ダム展望台から有峰ダム

到着する10030系電鉄富山行き  2000/05/27

千垣橋梁を渡る10020系特急 1999/10/24

到着する14720系電鉄富山行き  1999/10/24

発車した14760系立山行き

千垣橋梁を渡る10030系電鉄富山行き

千垣橋梁を渡る14760系特急宇奈月温泉行き

停車中の16010系団体専用列車

転線する16010系団体専用列車

千垣橋梁を渡る14760系特急宇奈月温泉行き

千垣橋梁を渡る10030系立山行き
1920×1080
 

発車した10030系電鉄富山行き
1920×1080
 

停車中の16010系団体専用列車宇奈月温泉行き
1920×1080
 


最終更新日:2025/10/17
最終取材日:2025/05/03

のうまちぐち
万葉線(株)高岡軌道線
米島口  能町口 → 新吉久
所在地:富山県高岡市能町
 

能町口駅ホームと待合室

到着するMLRV1004越ノ潟行き
 専用軌道と併用軌道の境界に能町口の電停がある。日中の利用者は少
ない。ここから1kmくらい歩くとJR氷見線の能町駅に連絡する。米
島口を発車した越ノ潟行き電車はJR氷見線と新湊貨物線を跨ぐ陸橋の
専用線を走り能町口に到着する。
 ここは工業地帯で、日本重化学、中越パルプなどの工場がある。最近
交通量が増えた国道415号線を横断すると再び路面区間となり、直ぐ
に新吉久駅となる。
 越の潟方面ホームに待合室が設置されている。2010年には、待合
室内は自転車で溢れていたが、2012年に訪れた時は1台も無く外に
並んでいた。2014年に待合室がアルミ化され三協アルミのカーポー
トG1シリーズの部材が待合室と駐輪場に使用されている。2020年
ネーミングライツで「サニーライブグループ能町口」駅となり、駅名標、
のりば案内板が更新された。
 米島口-能町口間を万葉線と平行して走る道路は国道415号線と県
道57号線の併用区間で、並行して1943(昭和18)年に架橋された
コンクリートアーチ製の対港橋が歩行者・自転車専用道として残ってい
るが4車線化で壊されるのか。橋の両側入口は、緑地帯で1車線に規制
している。工事用車両や緊急自動車は入れる。
 県道351号線の牧野大橋が2014年3月30日に暫定2車線で開
通して、高岡市の牧野、中曽根、姫野、金屋地区の飛び地が解消された。
それまでは射水市を通らないと行けなかった。国道415号線は新湊の
市街地を通っており、高岡市中曽根-射水市作道間が開通すると県道3
51号線は国道415号のバイパスとなる。
 橋の名前となっている射水郡牧野村は1889(明治22)年に上牧野
村、下牧野村、中曽根村、金屋村、姫野村が合併した。1940(昭和1
5)年に新湊町に編入されたが
1942(昭和17)年に新湊町が高岡市
に編入された。1951(昭和26)年1月に新湊町と牧野村が高岡市か
ら分離し、新湊市と牧野村になるが、牧野村は同年4月に高岡市に再編
入され現在に至っている。
 駅の高岡駅寄りに踏切があり、大型車通行止めの 30km/h制限で能
町小学校の通学路になっている。吉久地区の小学生はここを通って通学
する。途中に高新自動車学校がありJR氷見線能町駅へ繋がっている。
中間地点から1kmほど南下した所に能町小学校がある。
 電車通りの県道350号線では吉久に向かって右側に通学路が設けら
れ安全柵で車道と分離されている。能町口-米島口間は国道415号線
が橋であるのに対し、万葉線は盛土で新湊貨物線と氷見線を跨ぐ部分の
み橋梁となっている。
 JR貨物の高岡貨物駅は新吉久駅が最も近いが、新吉久から工場敷地
に挟まれて直接行くことができず、能町口駅が最寄り駅となる。駅の向
かい側にコンテナ貨物を荷主まで運ぶ高岡通運の本社がある。高岡通運
は昭和22年創業の鉄道貨物を扱う会社だが鉄道貨物の縮小とともに本
社を移転し、現在高岡市唯一の貨物駅となった当地に移転した。新湊貨
物線はこの付近でかつての庄川本流で今は農業用水となっている地久子
川を渡る。駅から徒歩3分の所に高新自動車学校がある。

ホームから能町交差点

到着するMLRV1006高岡駅行き

高岡貨物駅前から日本総合リサイクルと二上山系

国道415号線跨線橋と奥にコンクリートアーチの旧対港橋

ホームから新吉久駅方向

ホームから米島口駅方向

越ノ潟方面ホームの駅名標

高岡方面ホームの駅名標

越ノ潟方面ホームのりば案内

高岡方面ホームのりば案内

越ノ潟方面のりば待合室

待合室の時刻表

待合室の運賃表

高岡駅側からホーム

越ノ潟駅側からホーム

越ノ潟駅方面ホームの待合室と駐輪場

改修前の能町口駅       2008/03/18

待合室の駅名標    2008/03/18

待合室のレトロな駅名標   2008/03/18

中越パルプ能町工場

駅から徒歩3分の高新自動車学校

サニーライブ・南陽吉久本社

新吉久駅側から能町口駅

牧野大橋取付道路

旧対港橋の能町口駅側

米島口駅側の踏切

踏切から能町小学校通学路

高岡通運本社ターミナル

能町口駅付近から伏木方向

JR貨物新湊貨物線地久子川橋梁

JR貨物高岡駅の駅舎

MC-E 日重建設

エムアールテクノサービス

JR氷見線高岡往来踏切 

JR貨物高岡駅付近から伏木港大橋

伏木港大橋から伏木港方向

伏木港大橋からJR貨物高岡駅

日本総合リサイクル構内の解体を待つ車両

日本総合リサイクルの解体工場

日本総合リサイクルの正門 バスは工場見学用

到着するデ7053高岡駅前行き   2000/02/19

発車したデ7075越ノ潟行き   2000/02/19

到着する7073中新湊行き   2002/04/20

到着するMLRV1006越ノ潟行き

発車したMLRV1005高岡駅行き

発車したMLRV1004越ノ潟行き

発車したMLRV1006高岡駅行き

到着するドラえもんトラムMLRV1003越ノ潟行き

到着する7075高岡駅行き

到着するMLRV1003ドラえもんトラム越ノ潟行き

能町口-米島口間を走る7073高岡駅行き

発車した7071高岡駅行き

発車した7075高岡駅行き
1920×1080

到着するMLRV1004越ノ潟行き
1920×1080

到着するMLRV1003ドラえもんトラム高岡駅行き
1920×1080