小杉駅は1899(明治32)年に開業、1935(昭和10)年に駅舎
を改築し1979(昭和54)年に現駅舎に全面改築された。この時2億
5000万円をかけて駅の南北を繋ぐ地下道が建設された。駅南口がで きた現在、この地下道の交通量は少なくなった。
駅前広場も同時に整備され、広場の中央には噴水池と時計塔があり夜
はライトアップされ、豊かな水の街を演出している。駅前広場の完成は
1982(昭和57)年。駅の南北には約1400台を収容する大駐輪場
があり、市内他地区からの利用も多い。そのおかげか、県内のJR各駅
の乗降客が減少を続ける中、小杉駅は増加を続け、1997年度の1日
の乗車客は3600人となったが、少子化の影響から2018年には、
3188人となっている。
駅南の駅舎は射水市との共同利用になっており市のサービスセンター
があり住民票の発行などのサービスを行っている。駅利用者は2対1の
割合で南口の方が多く、北口の駅業務は縮小された。2019年4月か
ら射水市へ依託されていた南口があいの風とやま鉄道直営となった。
ホームは2面3線で改札口前1番線が富山方面、2番線が両方面の待
避線で3番線が高岡方面となっている。2006年にバリアフリー化工
事が完成し各ホームと南口にエレベータが設置された。 2015年3月14日に北陸新幹線長野−金沢開業に伴い、あいの風 とやま鉄道に移管された。JR切符を取り扱っている北口の窓口営業時 間は7時から19時30分までで2016年6月から不評の窓口閉鎖時 間は無くなった。
南口の窓口営業時間は7時から19時30分までだが、12時20分 から13時30分まで休止、JR切符は取り扱っていない。券売機では
当駅からの富山県内JR西日本城端、氷見、高山線、七尾線の各駅と北 陸本線大聖寺駅までの乗り継ぎ切符は購入できる。 駅南地区には富山県唯一の大規模団地の太閤山団地や富山県立大学が あり通勤 通学の需要が多く日中もショッピングセンター「アルプラザ」 |
へのショッピング客の需要もあり南口の利用の方が多い。
小杉駅付近では北陸本線と県道44号富山−高岡線(旧国道8号線)の
距離が近く、普通列車が小杉付近ですれ違うダイヤになっており、遮断
機が降りる時間が長い。列車が小杉駅に停車している間も遮断機は降り
ている。 南側から北側へ向かって踏み切りを渡る場合は、踏切前方に、車1台 分の空きスペースがあるかを確認することが線路の安全確認より優先さ れる。
立体交差は高速道路と富山新港を結ぶ国道472号線1ヶ所のみであ ったが、2015年3月に富山新港東側と太閤山を結ぶ県道31号線の 立体交差工事が2車線で暫定完通し2カ所となった。
あいの風とやま鉄道になって特急が無くなり、踏切の降りる回数が減
りドライバーから歓迎されている。小杉駅を通過する貨物列車が残って いるため、列車が小杉駅に停車している間も遮断機は降りているのは変 わらない。
南口駅前にはバス停があり、射水市各方面からのコミュニティーバス
が発着する。駅前に民営のパーク&ライド駐車場がある。太閤山団地の
更に南側に県民公園太閤ランドがあり、あじさい園やバーベキュー広場
がある。南口に2019年4月、ディスカウントドラッグストア「コス
モス」が開店した。
2013年3月まで待合室に売店CHAOがあったが、駅前にICO
CAも使用できるコンビニローソンがあるため廃止された。代わりに待
合室入口に飲料自販機が設置されている。売店のあった場所には射水市
の特産品が展示されている。
駅前に富山地方鉄道小杉売札所があり、高速バスの乗車券やフリーき
っぷなどを購入、地鉄IC乗車券のチャージができる。 2020年12月に天然温泉 東風の湯 スーパーホテル富山・射水が
オープンした。 |