比島駅ホーム	到着するMC6101勝山行き
えちぜん鉄道勝山永平寺線は福井市の東藤島から国道４１６号線と平行して九頭竜川に沿って走る。国道は上志比村の市荒川で市荒川大橋を対岸に渡るが、えちぜん鉄道はそのまま直進する。発坂までは九頭竜川と県道に沿って走るがそこから山中に入り、40/1000の急勾配を登り、到着するのが比島駅である。 　駅近くにバスの駐車場があるが、バスは勝山市内を結ぶ朝１本のみである。山中から線路に平行して小型車が１台やっと通れるような道が平行しているが、比島駅付近では併用軌道のように並んでいる。 　この駅で電車は１５分毎に見ることができるが、乗降客の姿を見るのはむずかしい。えちぜん鉄道になってから一部の列車は通過するようになった。 　夏は鬱蒼とした欅の大木が木陰を作り、晩秋には真っ赤な紅葉を見せ落ち葉が線路を埋め尽くし電車が通過するたびに舞い上がる。ローカル駅の決定版のような駅で鉄道雑誌にも度々登場する。
比島駅から福井県恐竜博物館	ホームから前の農家の庭