2005/04/01 廃止

かぶと
路線:のと鉄道能登線
所在地:石川県珠郡穴水町中居

甲駅駅舎

停車中の団体専用NT127お座敷列車
 甲駅は国鉄能登線が鵜川まで開通した1959(昭和34)年6月15日に開業した。ブロック造りで鵜川駅とそっくりな駅舎がある。比良まで国道249号線と平行して走っていたのと鉄道は比良から海岸線を走る。比良から鵜川までの道路は昭文社の都市地図では幹線道路となっているが、ほとんどが1車線の道路である。
 2車線なのは比良口と鵜川口の1kmくらいずつで所々に2車線の区間がある。石川県でも数少ない道路未整備区間である。帰りに通った宇ノ気町での道路工事と比べるとあまりにも落差が大きい。現在は比良から甲を結ぶ2車線道路が整備されている。
 のと鉄道能登線では2003(平成15)年3月の時刻改定で大幅に間引きされ、待合室に掲示されている時刻表は寂しくなった。
 ホームは島式で、これも鵜川駅とそっくりである。2003(平成15)年時刻表では列車の行き違いは6時39分と17時55分の2回となっている。無人駅で待合室には自動券売機が設置されている。側線には郵便車オユ10形が留置されている。能登線廃止前に能登中島駅へ移動されて保存、2015年に観光列車「のと里山里海」が走ると綺麗に整備され、観光列車の見学コースに組み込まれている。
 甲の集落は女良川の河口に開けた漁村で道路の改良工事が行われている。隣の集落は鹿波であるが、のと鉄道は山の中を通るため、鹿波駅は集落から2kmも離れた山の中にある。
2005年3月31日限りで能登線廃止により廃駅。

側線に保存のオユ10 2565

駅前の垂れ桜

ホームから七尾駅方向

ホームから珠洲駅方向

ホームの駅名標

駅舎側からホーム

ホーム入口から鹿波駅方向

ホームから駅舎

構内踏切

駅舎の券売機

駐輪場

沖波駅側の桜

停車中の団体専用NT127お座敷列車

停車中の団体専用NT127お座敷列車