最終更新日:2019/11/17
最終取材日:2009/07/28

くろなぎ
路線:黒部峡谷鉄道
森石 ← 黒薙  笹平
所在地:富山県黒部市宇奈月温泉62

観光列車から黒薙駅

黒薙駅を通過する観光列車
 黒部峡谷鉄道は過密ダイヤで運転され、途中各駅で列車交換が行われるが乗客を扱っているのは宇奈月、鐘釣、欅平と、ここ黒薙の4駅のみである。ほとんどの人が終点の欅平まで乗車する。5月はじめから11月10日までのシーズン中は黒薙駅を通過する列車がある。
 ほとんどの駅が発電所への資材運搬のための駅であるが、鐘釣駅と黒薙駅は観光客用の駅である。駅は場所の狭いカーブ上に作られており、片面ホームを作るのがやっとで写真のように崖の上に張り出している。
 黒部峡谷鉄道で唯一行き違い不可能駅で無人駅であるが他客季の休日には駅員が配置されている。
 黒薙駅での乗降が少ないため通過する列車も設定されている。この駅は宇奈月温泉の源泉である黒薙温泉へ行くための駅で、温泉は山を越えた黒部川支流である黒薙川の畔にある。
 黒薙駅からは黒薙支線が分岐しているが、列車はほとんど通らないので駅員の許可を得れば、黒薙温泉への近道として利用できる。写真の駅員が立っている所に踏切があり、山側に黒薙温泉への階段が見える。黒薙温泉への所要時間は山越えで約20分、黒薙支線のトンネルを利用して約10分。
  

観光列車から黒薙支線

後曳橋を渡る観光列車

後曳橋から黒薙川上流の発電用水路橋

黒薙温泉露天風呂

駅名標

黒薙駅ホーム

観光列車から後曳橋

黒薙川河畔の黒薙温泉旅館

黒薙駅を通過する宇奈月温泉行き

黒薙駅付近の黒部川

黒薙支線はトンネル断面が小さく非電化

後曳橋から黒薙川下流

黒薙温泉へは構内踏切を渡る