三国駅は三国芦原電鉄の芦原(現：あわら湯のまち)−三国町間４.１８kmが開通した１９２９(昭和４)年１月３１日に三国まち駅として開業した。この駅まで１９１１(明治４４)に、国鉄三国線が北陸本線の金津駅から開通していた。国鉄三国線廃線後、三国線の三国−三国港間を譲り受け電化して延伸した。
　ホームは片面ホームで、２０１８年３月２６日に三国駅周辺地区都市再生整備計画事業により新駅舎が完成し、３月２７日から供用開始された。新駅舎には、観光案内所が設置され、カフェやアクセサリーの店舗もオープンした。えちぜん鉄道には駅の自動券売機は無く、乗客とのふれあいを大切にするため切符は出札窓口で発売している。
　ホーム向い側の国鉄三国駅の跡地は整地舗装され１２０台規模のパークアンドライド用の駐車場となっている。えちぜん鉄道三国駅やバスターミナルとは歩道橋で結ばれている。駅前にはタクシーが常駐し、駅前のバスターミナルからは福井駅や芦原温泉、永平寺、東尋坊、越前海岸を結ぶ京福バスが運行されている。
　駅の北側に福井県立三国高校、坂井市立三国北小学校がある。南側は三国の市街地となっている。駅前に氷川神社がある。