最終更新日:2019/11/16
最終取材日:2009/07/28

ねこまた
路線:黒部峡谷鉄道
出平 ← 猫又  鐘釣
所在地:富山県黒部市宇奈月町明日音澤

猫又駅舎

行き違い待ちする宇奈月行き観光列車
 黒部峡谷鉄道は夏の観光シーズンは列車本数が多く、途中各駅で行き違いが行われるが乗客を扱っているのは宇奈月、黒薙、欅平、鐘釣の4
駅のみで、他の駅は行き違い目的以外に発電所への作業員や資材の運搬
がある。
 冬季黒部峡谷は深い雪に閉ざされるため毎年11月末から越冬用の資
材運搬が行なわれる。生鮮食品や郵便、新聞などは線路沿いに掘られた
冬季歩道を利用して行なわれる。作業員や資材の運搬に関西電力専用列
車が使用される。
 ここは黒部川第2発電所、通称猫又発電所のために作られた駅で、す
ぐ前に発電所がある。ホームは島式ホームで宇奈月側の先端に構内踏切
がある。駅舎らしい建物もあり、猫又駅から資材運搬用の引き込み線が
発電所へ延びている。
 猫又駅から少し下流の対岸に高さ200mの花崗岩でできている岩壁
があり、猫に追われてきた鼠も登れずに引き返したことから、この地を
猫又というようになったと言われている。2001年に駅の欅平側の山
の中に滝が見えたが2009年は涸れていた。

関西電力黒部川第2発電所

関西電力黒部川第2発電所と奥に鐘釣山

2009年に見られた滝

到着する宇奈月行き関西電力専用列車

観光列車から出平駅方向

観光列車から鐘釣駅方向

駅名標

列車からホーム宇奈月側

列車からホーム欅平側

引き込み線で作業するDL牽引列車

駅名標と発電所案内板

認可出力72000kW

関西電力宿舎

川原の大型建機

新黒部川第2発電所放流口

ねずみ返しの岩壁

猫又駅付近の黒部川 宇奈月側

2001年に見た滝 2009年には涸れていた

猫又駅付近の黒部川  欅平側

猫又駅付近の黒部川  欅平側