最終更新日:2016/11/09
最終取材日:2016/10/30

さくらばし
路線:富山地方鉄道市内軌道線
荒町 ← 桜橋 → 電気ビル前
所在地:富山県富山市本町

大学方面・環状線電停

発車したデ9001環状線
 桜橋駅(電停)は1913(大正2)年9月1日に富山電気軌道が富山駅
前−小泉町間を開通させた時に設置した。当時、沿線人口も少なく業績
が悪かったため(大正9)年7月1日に富山市へ移管され富山市営軌道と
なっている。1943(昭和18)年1月1日に富山地方鉄道に統合され
現在に至っている。
 ホーム(安全島)は交差点を挟んでの千鳥配置となっている。富山市営
軌道当時は大学前方面の電停は桜木町だったらしい。
 電停名となっている桜橋は1935(昭和10)年に旧神通川河道の松
川に架けられたリベット打ちの鋼製アーチ橋で都心部の歴史的景観を示
す土木構造物としての価値が認められ、1999(平成11)年12月富
山県内の橋梁で初めて国登録有形文化財に登録された。橋ができた当時
市内電車は走っていたが、ビルはほとんど無かった。
 桜の咲く頃は多くの遊覧船が橋の下を行き交う。2000(平成12)
年に3月に笹津橋が橋梁では2番目の登録有形文化財になった。南富山
駅前方面の電停前に富山マンテンホテルが建っている。
 マンテンホテル側の橋のたもとに万霊塔が建っている。この塔は神通
川で水死した人々を供養するため1746(延享3)年建てられた。その
右側に本町観音堂がある。
 現在、松川は桜橋の100mほど下流で常願寺川から流れる、いたち
川と合流しているが松川はかつての神通川本流跡で、合流後はいたち川
となり、国道8号線の中島大橋付近で現在の神通川に合流している。
 神通川本流が通っていた頃この辺りは木町の浜と呼ばれ、富山城下へ
物資を運ぶ多くの船で賑わっていた。木町の地名は今木町として残っお
り、松川合流地点のいたち川に今木橋が架かっている。

南富山駅前方面電停

桜橋電停で行き違うデ7017南富山駅前行きとデ9002環状線

桜橋を渡るT101と松川遊覧船

桜橋を渡るデ9003環状線

ホームから荒町駅方向

ホームから電気ビル前駅方向

富山駅方面駅名標

富山駅方面時刻表

富山駅方面案内ディスプレー

南富山駅前方面駅名標

南富山駅前方面駅名標の路線図

南富山駅前方面時刻表

富山駅方面電停

富山城趾側からの桜橋

西町側から桜橋

国登録有形文化財プレート

大学前方面・環状線電停

断歩道から荒町駅方向

横断歩道から電気ビル前駅方向

桜橋上から富山電気ビル

電停前の富山マンテンホテル

桜橋から千歳町方向

桜橋から富山城趾方向

桜橋と松川遊覧船

万霊塔(左端)と本町観音堂

万霊塔解説板

桜橋を渡るデ8001

桜橋を渡るデ7022

桜橋を渡るデ7019大学前行き

桜橋を渡るデ7015大学前行き

桜橋を渡るデ7017南富山駅前行き

発車したデ7018南富山駅前行き

停車中のデ9003環状線

桜橋を渡るデ8005富山駅前行き