最終更新日:2019/11/25
最終取材日:2009/01/08

しただん
路線:富山地方鉄道立山線
榎町  下段 → 釜ヶ淵
所在地:富山県中新川郡立山町榎

下段駅舎

発車した10030系普通岩峅寺行き
 下段駅は立山線の前身である軌間762mmの蒸気軽便鉄道の立山鉄
道が開通した1913(大正2)年6月25日に開業した。片面ホームの
無人駅で、駅舎は当時の物が使われている。ホームは駅舎の近くは石組
みの古いもので、コンクリート製のホームが継ぎ足されている。駅は寺
田駅から続く、急勾配の途中にあり、ホームの部分のみ水平になってい
る。ホーム寺田駅側端から富山湾の水平線が見える。
 駅付近には水田が広がり県道沿いの集落とは100mくらい離れてい
る。集落も駅も現在の地名は榎となっている。県道の更に東側に下段の
地名が残っている。榎町駅の地名は前沢となっている。
 立山町史によると下段村は1942年6月8日まで存在したが、五百
石町、大森村、高野村と合併して雄山町になり消滅している。駅の北側
約200mには富山市下瀬の国道359号線から滑川市の追分を結ぶ中
部広域農道(スーパー農道)が通っており駅の東側約500mのスーパー
農道と県道が交差する地点に立山町中央体育センターが建っている。 
中部広域農道は婦中町の国道359号線下瀬から立山町の白岩川ダム付
近を結んでいたが、現在は県道に転換された部分が増えている。
 冬の晴れた日はホームから立山や剱岳が綺麗に見える。駅の東西で宅
地造成が進んでいる。駅の東側に下段保育所下段公民館がある。JAア
ルプスの下段支店があったが、たてやま支店に統合され廃止された。
 駅名表示板のローマ字表記がSitadanとなっているが富山地方
鉄道の表記法ではShitadanだと思われるが看板屋のミスか?
  

立山駅側からホーム

ホームから剱岳

ホームから電鉄富山駅方向

ホームから立山駅方向

駅名標

五百石駅側からホーム

下段駅全景

駅舎の待合室

駅舎からホームへの階段

駅舎の待合室

駐輪場

下段駅舎と駐輪場

待合室の時刻表

待合室の運賃表

ホームから立山連峰

ホームから中央体育センター

ホームから毛勝三山

ホームから立山 (最も奥)

釜ヶ淵駅側の踏切

到着する10030系普通岩峅寺行き

停車中の10030系普通岩峅寺行き

発車した10030系普通岩峅寺行き