2026/02/15 更新

JR・IR金沢駅東口バスターミナル  1〜4番のりば
 

JR・IR金沢駅東口バスターミナル  6〜8番のりば   兼六園シャトルバスは2020年廃止
 

東口バスターミナルを発車したバス
 

西口バスターミナル
 

 すでに市内電車が無くなってしまった金沢市内の公共交通はバスとタクシーである。北陸鉄道は金沢市内に大バス路線網を展開しているが、白山山
麓や、奥能登では乗客が激減し、七尾バスや加賀白山バスなど分社化が行なわれている。更に減少は止まらず末端区間は自治体から依託を受けたコミ
ュニティーバスとして走らせている。野町駅、内灘駅、鶴来駅などでは電車と連携して運行されている。
 浅野川沿線の内灘に運転免許センターがあり、バスの乗車券とセットになった往復乗車券が発売されている。また内灘では「医科大病院」行きのバ
スも利用者が多い。金沢市内はJR金沢駅、香林坊、兼六園には何系統もの路線が走っている。
 北陸で最初にバスのICカード乗車券「Ica」を導入している。鉄道線ではIC乗車券は使用できない。鉄道線の車両はバスに比べ僅かであるが、沿線自治体の支援がなければ鉄道線すべてを廃止するという北陸鉄道の意思表示の一つと言われている。
 ノンステップ低床バスも北陸で最初に導入し最大両数を保有している。富山や福井では僅かしか見られない大型ノンステップバスが多数走っている。
 車両は小松市にジェイ・バス(旧・日野車体工業)があるため、日野の比率が多くなっている。三菱は北陸鉄道筆頭株主の名古屋鉄道が三菱ふそうと
関係があったことから三菱製も多い。富山地鉄同様、いすゞ車は導入していない。日産はバス事業から撤退するまで導入されている。


東口バスターミナル10、11番のりば

東口バスターミナル乗車券売り場・案内所

西口バスターミナル

東口バスターミナル5番高速バスのりば

大型ノンステップバス

中型ノンステップバス

輪島行き特急バス

小松空港リムジンバス

金沢めぐり定期観光バス

ノンステップバス導入初期塗装 三菱

ノンステップバス導入初期塗装 日野

和倉温泉行き特急バス 三菱

城下まち金沢周遊バス
 城下まち金沢周遊バス「城下町かなざわ周遊号」として1994(平成6年)7月20日にスタートした。車両は窓枠にアーチが入り観光地がラッピ
ングされたものだった。多くの人に認知されるようになったのは、2000年(平成12)年7月29日に小型ボンネットバスが登場してからで、路線
も観光色の強いものに変わった。3台のボンネットバスは、金沢が生んだ文豪、泉鏡花、室生犀星、徳田秋声にちなみ、赤色は鏡花号、青色は犀星号、緑色は秋声号と命名された。
 乗客の増加から2014(平成26年)4月1日より、大型ノンステップバスによる左回りルートが新設された。
 北陸新幹線の開業により、乗客が更に増え、2016(平成28)年4月1日より右回りルートにも大型バスが投入されることになり、小型ボンネッ
トバスによる運行は2016年3月31日をもって廃止された。料金は220円均一で、子供料金は110円、800円の1日フリー券も利用できる。
1日フリー券は、城下まち金沢周遊バスのほか、北陸鉄道グループ路線バス(利用可能範囲内に限る)、西日本JRバス路線バス、金沢ふらっとバス、
金沢ショッピングバスも利用できる。

2016年4月1日からの運行ルート

右回りルート
金沢駅東口 → 明成小学校前 → 小橋町 → 森山一丁目 → 橋場町(茶屋街) → 橋場町 (金城樓前) → 兼六元町 → 兼六園下・金沢城(石川門向い) → 
広坂・21世紀美術館(石浦神社前) → 本多町(北陸放送前) → 広小路(大桜前) → 片町 → 香林坊(日銀前) → 南町・尾山神社 → 
武蔵ヶ辻・近江町市場 → 金沢駅東口

左回りルート
金沢駅東口 → 武蔵ヶ辻・近江町市場 南町・尾山神社 → 香林坊 → 片町 → 広小路 → 桜橋 → 本多町 → 広坂・21世紀美術館 → 兼六園下・
金沢城 → 橋場町 → 東山三丁目 → 小橋町 → 明成小学校前 → 金沢駅東口


城下まち金沢周遊バス  
 

城下まち金沢周遊バス  
 

城下まち金沢周遊バス 
 
かつての「城下まち金沢周遊バス」

鏡花号

犀星号  後にレトロバスに改造

秋声号

日野ポンチョ改造の鏡花号

レトロバス 昭和30年代の塗装

初代の金沢周遊バス  内灘駅

高速バス
 北陸鉄道は北陸地区最大のバス会社であり、9路線もの高速バスを走らせていたが運転手不足から次々に廃止され、2026年2月時点で3路線
のみとなっている。
@ 名古屋線(名鉄・JR東海バス・西日本JRバス)
A 新潟線(新潟交通)
B 高山線(濃飛バス)


高速バス新潟線(旧塗装)

高速バス名古屋線

高速バス富山線(旧塗装)


全面広告バス

 金沢市では条例でバスの全面広告が認めていなかったが、北陸鉄道では収益改善からバスの全面広告を認めるよう要求し、ようやく条件付きで認め
られるようになった。厳しい規制があり、白を基調としたおとなしいものになっている。金沢市の審査が必要で富山市で走っているような弩派手なラ
ッピングバスは許可されない。審査には1年間10000円の手数料が必要となっている。一般会社や商店の広告にも厳しい規制があり、それぞれに
審査の手数料が決められている。京都市も同様な規制を行っている。


北陸鉄道

アーバンホーム

YUKIZURI(雪吊り) 

金沢学院大学 

もりもり寿司

北國新聞社

金沢ふらっとバス
金沢市からの委託を受けて料金100円で繁華街を運行しているコミュニティーバス
此花ルート、菊川ルート、材木ルート、長町ルートの4ルートがあり、此花ルート、菊川ルート、材木ルートが北陸鉄道、長町ルートが西日本JR
バスに依託されている。IC乗車券は北陸鉄道依託ルートが「Ica]、西日本JRバス依託ルートは「ICOCA」などの相互利用カードが使える。


此花ルート

長町(武家屋敷街)ルート  西日本JRバス

此花ルート 初期導入のクセニッツ

路線維持のためバス事業分社化

 北陸鉄道は、採算が悪化した路線バスを分社化して設けた子会社に移管している。本体に比べて賃金体系が低い子会社に不採算路線を移すことで、
路線を維持するとともに、本体の業績悪化を避けるのが目的。分社化しすぎた弊害から後に再統合された会社もある。

@ 北陸鉄道バス   高速路線バス 名古屋線、新潟線、高山線を運行 金沢市内路線バス 金沢周遊バス 金沢市コミュニティーバス
A 北鉄金沢バス   金沢市内路線バス 貸切バス
B 北鉄加賀バス   小松市、加賀市の路線バス
C 北鉄白山バス   白山市、小松市、野々市市路線バス 貸切バス 白山市コミュニティーバス 能美市コミュニティーバス
D 北鉄能登バス   七尾市、羽咋市路線バス、和倉温泉路線バス 貸切バス  七尾バスと能登西武バスを統合
E 北鉄奧能登バス  輪島市、穴水町、珠洲市路線バス、のと鉄道能登線代替バス 能登中央バスと奥能登観光開発を統合


 鉄道線は高校生が減少しているなかで住宅地の郊外への進展から通学客が伸びているが、路線バスの乗客の落ち込みは激しい。路線バスは渋滞に巻
き込まれるため、自家用車に比べ都市部でもメリットはない。高校生は自転車と鉄道線を利用するパターンが増加している。路線バスの経営環境は厳
しく、すべての地方私鉄で大幅な赤字を計上している。富山地鉄や加越能鉄道はもちろん大手の名古屋鉄道でも状況は同じで、沿線自治体の補助金に
より運行を維持しているのが実情である。路線バスの運転手不足は深刻で、バスによる鉄道線の代替は困難として石川県と金沢市、白山市、野々市市
内灘町は北陸鉄道石川線、浅野川線を鉄道施設の整備や修繕の費用を負担する「みなし上下分離方式」を採用する再構築計画を国土交通省に申請し、
2024年12月26日に認定された。再構築計画の期間は2025年4月から15年間となっている。


 北鉄鉄道バス 金沢駅東口

北鉄金沢バス 野町駅

北鉄白山バス  鶴来駅 

北鉄能登バス   七尾駅

北鉄奥能登バス  穴水駅

北鉄加賀バス 小松駅

北鉄白山バス 白山市コミュニティーバス

北鉄白山バス 能美市コミュニティーバス

北鉄白山バス 能美市コミュニティーバス

七尾駅バスターミナル

七尾駅バスターミナル

小松駅バスターミナル

北陸鉄道金沢車庫

北鉄白山バス 鶴来駅前

北鉄加賀バス 加賀温泉駅前

観光バス
 北陸鉄道の観光バスはピンク、ブルー、ゴールドのラインと扇が描かれている。社名表示は分社化された社名ではなく、すべて「北鉄グループ」と
なっている。観光バスは特急バスや高速バスの続行便などにも使用される。車両は日野と三菱製が使用されている。


三菱製大型バス

日野製大型バス

日野製中型バス