2020/09/06 更新

石川線鶴来駅から徒歩30分でハイキングコース。鶴来駅から加賀白山バス、河原山線、白山線、白峰線、鳥越線で一の鳥居付近まで5分、160円。
加賀白山バスが受託運行する白山市コミュニティーバス白山線で駐車場付近の三ノ宮町まで9分、100円。石川線の運賃は野町駅から500円。

 奈良時代の泰澄(たいちょう)は717(養老元)年に北陸地方を訪れ各地に足跡を残しているが、この時初めて白山に登拝し、翌年山頂に奥宮を建立した。泰澄の登拝以来白山信仰は急速に全国へと広まり各地に白山登拝の拠点となる馬場(ばんば)が設けられた。その中で加賀馬場として栄えたのが、白山比咩神社を中心とした白山七社だった。
 白山比咩神社の本宮は、石川県内唯一の大河
手取川
と奥獅子吼山(928m)に挟まれた平坦地にある。広大な境内には、天に向ってそびえる古木に抱かれるように社殿が並び神域にふさわしい厳かな雰囲気が漂っている。かつては旧加賀一の宮駅向かい側の古宮公園にあり、現在その地には水戸神社が祀られている。
 境内神門前にある大欅は胸高周り約5m、樹高25m、推定樹齢は1000年と言われている。表参道手水舎前にある御神木の大杉は、胸高幹周り約10m、樹高約42mの巨木で、樹齢はおよそ800年と言われている。
 白山山頂にある奥宮へは、石川県白山市白峰から別当出合登山口まで行き、そこから登るルートが一般的で、標高2450mの室堂には、奥宮登拝の拠点となる白山比咩神社の祈祷殿や、一般登山者のための宿泊施設がある。室堂から約40分の御前峰山頂付近に鎮まる奥宮は、718(養老2)年の創建で現在の社殿は
1988(昭和63)年に建立されたもの。北陸鉄道では夏季に金沢駅東口から別当出合登山口まで登山バスを運行する。

 白山比咩神社から約2kmの所に獅子吼高原へのゴンドラリフトの駅がある。かつてはスキー場として賑わったが、暖冬とスキー・スノボー人口の減少からスキー場は閉鎖され、新緑や紅葉、夜景を楽しむ観光地となっている。山頂に獅子吼白山比咩神社がある。
 獅子吼山頂からの景観は雄大で、広大な加賀平野と手取川の扇状地帯がパノラマのように展開し、アルプス連峰、日本海を眺めることができる。高原レジャー施設として、「パーク獅子吼」と「スカイ獅子吼」があり、天気の良い日は多くのパラグライダーが見られる。山頂から眺める夜景は、日本の夜景百選に選定されている。


一の鳥居

三の鳥居下から二の鳥居

二の鳥居前から一の鳥居方向

二の鳥居前から三の鳥居

神門

拝殿

境内社の荒御前神社

白山奥宮遥拝所

参道にある御神木の大杉

参道にある琵琶滝

駐車場側の鳥居

駐車場側の手水社

宝物館

一の鳥居前の「おはぎ屋」

社号の石柱と銀杏の黄葉

成人の日の神門

建国記念日の拝殿

成人の日の拝殿

旧加賀一ノ宮駅の裏手の古宮公園の水戸神社  旧白山比咩神社跡地

改修後の旧加賀一ノ宮駅        画像:白山市

獅子吼高原へのゴンドラリフト

獅子吼高原ゴンドラリフト山頂駅付近からパラグライダー

獅子吼高原ゴンドラリフト山頂駅付近から手取川

獅子吼高原へのゴンドラリフト鶴来市街地

獅子吼高原ゴンドラリフトの山頂駅

獅子吼白山比咩神社

神門

二の鳥居前の手水舎

一の鳥居付近の参道

七五三のお祝い

白山比咩神社駐車場

獅子吼高原ゴンドラリフトの山麓駅

獅子吼高原へのゴンドラリフト ゴンドラ内から

獅子吼高原へのゴンドラリフト 山頂駅付近

石川線電車の白山比咩神社ヘッドマーク

石川線7700系野町行き  鶴来駅

加賀白山バス  鶴来駅前

白山市コミュニティーバス  鶴来駅前