2020/09/11 更新

JR七尾駅バスターミナルから北鉄能登バスで和倉温泉行き。休日19往復、経由地はJR和倉温泉駅 、能登食祭市場。
運賃は七尾駅前−和倉温泉が370円、和倉温泉駅前−和倉温泉が170円。 能登島交通バスも運賃は北鉄能登バスと同額。
能登島へは七尾駅前から能登島交通バスで能登島水族館(能登島臨海公園)まで780円。和倉温泉駅前・和倉温泉から640円。
バスファンにはJR高岡駅前から加越能バス脇行きで約1時間、脇から北鉄能登バスで約1時間40分、1日5往復。
(運賃・運行状況は更新日調べ)  公式HP

金沢−和倉温泉間の特急バスは2016年に廃止されている。最後は片道1往復のみの運行だった。北陸新幹線の金沢延伸開業で金沢−和倉温泉間の特急利用に移り、競争力が無くなった。七尾線の特急料金は関西からの特急料金は通しの料金で計算される。北陸新幹線利用の場合七尾線の特急料金が半額になる。和倉温泉駅前−和倉温泉は観光ホテルの送迎車が主流になっている。
直通バスは高岡市の加越能バスが新高岡駅−和倉温泉間に「わくライナー」を2往復運行している、1,300円。能登食祭市場は経由しない。

 和倉温泉は開湯1200年といわれる歴史の古い温泉で傷ついた白鷺が癒しているのを漁師が発見したと伝えられる。白鷺に関わる温泉は全国にも多い。七尾湾に面して旅館が並び、能登観光の玄関口でもあり、海のレジャーゾーンで知られる能登島にも近く、七尾市街にもフィッシャーマンズワーフなど見所がある。6月に能登よさこい祭りが開催され観光客や地元の人々で賑わう。
 地名の和倉は「湧く浦」、つまり湯の湧く入江であり、海の中から発見された。そのため、潮が退いている時でないと湯を利用することができなかったが、室町期の七尾城主畠山氏、江戸期の加賀藩前田氏によって温泉が整備され共同浴場が置かれた。
 温泉地として本格的に開発されたのは明治時代になってからで、戦後になって道路の整備など交通アクセスが向上し、温泉街の旅館、ホテルも大規模化した。高度経済成長期になって能登半島方面に観光ブームが沸き起こり、その後七尾線の電化に伴う特急乗り入れが開始し、急速に宿泊客が増加した。「日本一の旅館」と言われる加賀屋の影響もあって各旅館とも高級指向を全面に打ち出している。現在は山代温泉と並び、石川県内の温泉地で宿泊客数トップを競っている。
 JR北陸本線の特急列車が和倉温泉駅まで乗り入れ、特急列車の発着時間には駅前に旅館・ホテルの送迎バスが並ぶ。 景気の低迷や、若者の団体旅行敬遠で会社などの慰安旅行が激減し、歓楽街が少なく、個人客を相手にしてきた和倉温泉と山中温泉が客足を伸ばしている。団体客を相手にしてきた山代温泉と片山津温泉が衰退している。
 能登島は県道47号線の能登島大橋とスーパー農道のツインブリッジのとで繋がり陸続きとなっている。天候に恵まれれば2つの橋から海上に浮かぶ3000m級の立山連峰を望むことができる。島には、のとじま水族館があり、休日には和倉温泉の観光客や家族連れが沢山訪れる。島内にはガラス美術館やのとじま臨海公園、たくみの里などがある。


七尾市中島町笠師保から和倉温泉街

能登島大橋ロードパークから能登島大橋

和倉温泉バス停  青海荘前 奥は加賀屋          Google Mapから

和倉温泉お祭り会館前                            ほっと石川旅ネットから

JR七尾線和倉温泉駅

和倉温泉駅舎から和倉温泉方向

七尾市中島町瀬嵐からホテル加賀屋

七尾市中島町瀬嵐からホテル大観荘

個人客をロンドンタクシーで送迎する美湾荘

美湾荘から能登島大橋

美湾荘から斜張橋のツインブリッジのと」

能登島半浦漁港から和倉温泉街

のと鉄道の能登中島駅に停車中の観光列車「のと里山里海号」  

七尾駅に停車中の観光列車「花嫁のれん1号」和倉温泉行き

能登島大橋ロードパーク

能登島大橋ロードパーク

能登島大橋ロードパークから能登島大橋

能登島大橋ロードパークから対岸の屏風崎

七尾市中島町笠師保から能登島大橋と和倉温泉街と立山連峰

七尾市中島町塩津から和倉温泉街

美湾荘から和倉温泉街 右奥が加賀屋

美湾荘から加賀屋グループあえの風

多田屋・美湾荘・のと楽の送迎バス

輪島行き特急バス 北鉄奥能登バス

和倉温泉行き北鉄能登バス

和倉温泉行き七尾バス(現:北鉄能登バス)