2022/05/09 更新


 加賀市は、1958年1月1日江沼郡の大聖寺町、山代町、片山津町、動橋町、橋立町、三木村、三谷村、南郷村、塩屋村が合併・市制施行して、
加賀市が発足した。2005年10月1日加賀市と山中町が新設合併・市制施行して、改めて加賀市が発足している。2024年3月にIRいしかわ
鉄道に移管されるJR北陸本線の駅は大聖寺駅、加賀温泉駅、動橋駅の3駅である。
 江戸時代加賀藩三代藩主前田利常が子の前田利治に7万石分け与え大聖寺藩となった。大聖寺城は山城で戦国時代は秀吉の家臣山口宗永を大聖寺城
を治めていた。関ヶ原の戦いで宗永は西軍についたため、東軍の前田利長に攻められて大聖寺城は落城し、宗永は自刃した。大聖寺城址に山口宗永の
慰霊塔が建っている。
 大聖寺藩は大聖寺城跡地の大聖寺川沿いに大聖寺陣屋を設け藩庁とした。2020年まで大聖寺川の大聖寺陣屋跡付近で遊覧船が運航されていた。
 九谷ダム上流の旧九谷村は九谷焼発祥の地で、国指定史跡九谷磁器窯跡り、発掘調査が行われている。
 山代温泉のホテル瑠璃光前に九谷焼窯跡展示館があり、1940年に作られた九谷焼の窯としては現存する最古の本焼窯が建屋で覆われて保存展示
されている。九谷焼窯跡展示館では九谷焼作りの体験ができる。加賀市立中央図書館隣に石川県九谷焼美術館と大聖寺ふれあい広場古九谷の杜がある。
 
加賀市で最も有名なのは温泉で、片山津温泉、山代温泉、山中温泉がある。モータリゼーションが始まる前は国鉄北陸本線の駅から温泉電車が走っ
ていた。動橋駅から片山津温泉への片山津線と山代温泉への山代線、大聖寺駅から山中温泉への山中線があり、他に小松市の粟津駅から粟津温泉を経
由して山代温泉を結ぶ粟津線があった、これらを加南線総称していた。北陸本線に特急列車が走り始めると大聖寺町と動橋町で特急停車駅の争奪戦が
発生しため、両駅の間にあった作並駅を特急停車駅とし、加賀温泉駅に改称した。加賀市の北陸新幹線駅は加賀温泉駅に併設される。温泉電車は19
71年までに総て廃止された。道の駅山中温泉ゆけむり健康村に北陸鉄道加南線のアルミカー6010形「しらさぎ」が保存展示されている。
 大聖寺川には我谷ダムと九谷ダムがある、我谷ダムは石川県が管理する、洪水調整、潅漑用水、発電の多目的ダム、石川県が管理する洪水調整、潅
漑用水、水道用水、発電の多目的ダム、発電はどちらも北陸電力。我谷ダムは紅葉が綺麗。

 2022年4月1日現在の推計人口は63,830人となっている。          山中温泉の画像が多いのはダム取材で何度も訪れたから


大聖寺駅舎

大聖寺駅前

大聖寺城址 大聖寺川沿いの大聖寺陣屋の茶室長流亭 重要文化財

大聖寺城址 本丸の土塁と山口宗永の慰霊碑

石川県九谷焼美術館がある案内板

石川県九谷焼美術館入口

加賀市立中央図書館の裏に石川県九谷焼美術館がある

山代温泉総湯 バックは大江戸温泉物語 山代温泉 山下家

山代温泉ホテル瑠璃光前にある 九谷焼窯跡展示館

別棟の1940年に作られた九谷焼の窯としては現存する最古の本焼窯

ホテル瑠璃光から九谷焼窯跡展示館

九谷焼窯跡展示館では九谷焼の体験ができる

片山津温泉 柴山潟

片山津温泉総湯

片山津温泉 浮御堂

柴山潟からの白山

加賀温泉駅 新幹線駅工事中

加賀温泉駅から加賀大観音

県道39号線山中温泉「ゆげ街道」

総湯 菊の湯 女湯

山中座、左側の女性用「菊の湯」と棟続き

総湯 菊の湯 男湯

山中温泉こうろぎ橋

鶴仙渓こおろぎ橋から下流側

大聖寺川右岸の鶴仙渓川床

鶴仙渓川床から大聖寺川

勅使河原宏氏デザインの「あやとりはし」

道の駅山中温泉ゆけむり健康村の「駅舎・今はやまなか」

道の駅山中温泉ゆけむり健康村の日帰り温泉施設「ゆーゆー館」

道の駅山中温泉ゆけむり健康村に保存展示の北陸鉄道6010形「しらさぎ」

観光ホテル「花つばき」前 栢野の大杉がある菅原神社

栢野の大杉の根を傷めないように木道がある

我谷ダム堰堤

堰堤から我谷ダム湖

我谷ダム湖中流

我谷ダム湖上流

九谷ダム堰堤 春5月

九谷ダム堰堤 秋11月

九谷ダム日置橋から九谷磁器窯跡がある旧九谷村方向

国指定史跡 九谷磁器窯跡 古九谷発掘