2018/12/24 更新 
金沢駅 北陸本線、IRいしかわ鉄道線に自動改札機

 JR西日本は4月1日、金沢駅の在来線改札口で、自動改札機を稼働させた。1898(明治31)年に駅が開業して以来、在来線に自
動改札機が入るのは初めてとなった。初日は認識される切符の種類などを問い合わせる利用者の姿が見られたが、目立った混雑はなかっ
た。導入された自動改札機はJR西日本テクシア製の高機能自動改札機AG50型。
 自動改札機には、裏面の黒い「磁気券」の切符と、定期券を使用できる。このほか列車内で発行された切符などは駅員に手渡して改札
を通る必要がある。
 トラブル防止に向け、JR西日本金沢支社では特製のポスターを順次掲示。切符を入れたり、ICカード乗車券をタッチしたりする場
所を写真入りで紹介する一方、カードはチャージして繰り返し使えることなども呼びかけている。
 ICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」が石川県内に導入される15日以降は、イコカを自動改札機に触れるだけで通過できる。
 この日、JR西は改札口周辺に駅員数人を配置して説明に当たった。北陸本線の松任、小松両駅でも自動改札機が稼働した。


金沢駅の自動改札機を通る乗客  (読売新聞)

高岡駅はJR西日本テクシア製のICカード専用

北陸新幹線新高岡駅は東芝製
掲載日:2017/04/04
石川・富山ICOCAエリア開始で独自のICOCA発売

 IRいしかわ鉄道石川・富山ICOCAエリアのサービス開始にあわせ、同車の521系車両デザインをイメージしたオリジナルデザ
インのICOCAを発売する。価格は1枚2000円(デポジット500円が含まれるため1500円運賃として利用できる)
 4月15日(土)、金沢駅IRお客さまカウンター、東金沢、森本、津幡各駅の窓口営業開始時間より発売する。
 石川・富山ICOCAエリアは石川県の大聖寺駅から富山県の越中宮崎駅までと城端線高岡−新高岡間。エリアは2018年夏には牛
ノ谷−新疋田間も利用可能となり、関西エリアと繋がる。
 同エリアでは全国相互利用対象のICカード乗車券「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca(マナカ)」「T
OICA」「PiTaPa」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」も利用できる。


ICOCAのイメージ          画像:IRいしかわ鉄道から      掲載日:2017/03/12
 
3月4日ダイヤ改正「I Rホリデー号」運行

 IRいしかわ鉄道は、12月26日、ダイヤ改正を3月4日に行うと発表した。JRの全国ダイヤ改正にあわせて実施する。
 土休日に津幡発10時47分金沢着11時の列車「IRホリデー号」を新たに1本運行する。
 旧盆、年末始など手荷物の多い帰省客のご利用が多い列車について2両から4両に編成両数を増やし、混雑緩和をする。増車する列車
は津幡発10時29分金沢着10時42分の1本。
 金沢駅では、改札口から遠い4番ホームから発車する列車をより乗やすい乗り場に一部見直し利便性の向上を図る。変更する列車は、
11時31分発七尾行きが6番ホーム、19時1分発津幡行きが5番ホーム、19時37分発富山行きが7番ホーム、21時10分発七
尾行きが5番ホーム、23時7分発七尾行きが3番ホームへ変更となる。     
掲載日:2017/02/17

「北陸ICOCA連合」結成…IRいしかわ鉄道がICカード導入 4月15日

 JR西日本・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の3社は1月31日、石川・富山両県内の3線区で、4月15日からICカード
「ICOCA」のサービスを開始すると発表した。既にICカードが導入されている線区も含め、利用できるエリアを一体化する。
 各社の発表によると、4月15日から新たにICOCAが導入されるのは、JR北陸本線の大聖寺〜金沢間、IRいしかわ鉄道線の金
沢〜倶利伽羅間、JR城端線の高岡〜新高岡間。あいの風とやま鉄道線は石動〜越中宮崎間でICOCAが既に導入されている。いずれ
もICOCAやSuicaなど、全国相互利用サービスに対応した交通系ICカードを利用できる。
 また、3社はIRいしかわ鉄道線〜あいの風とやま鉄道線の境界部分も含め、「石川・富山ICOCA」として利用エリアを一体化。
大聖寺〜越中宮崎間や小松〜新高岡間など、エリア内の各駅相互間がICカードで利用できるようになる。一部の区間ではICOCAに
よる連絡定期券も発売される。
 これに伴い、小松・松任・金沢の3駅には通常タイプの自動改札機を設置し、ICカード導入に先立つ4月1日から使用を開始する。
それ以外の各駅はICカード専用タイプの自動改札機が設置され、4月15日から稼働する。IRいしかわ鉄道は、同社オリジナルデザ
インのICOCAを4月15日から発売する予定になっている。


IRいしかわ鉄道の521系富山行き    金沢駅                      通常タイプの自動改札機が導入される松任駅
掲載日:2017/02/02
 
津幡駅で秋の鉄道フェスタ開催

 IRいしかわ鉄道は2016年10月30日、10時から15時まで津幡駅で「秋の鉄道フェスタin津幡駅」を開催した。イベントでは津
幡町の小中学生の中から一般公募で選ばれた1日駅長が、出発合図や改札での挨拶を行った。
 鉄道体験では軌道自転車(動力付き)乗車体験、除雪用ロータリーモーターカーの展示、踏切非常停止ボタンの展示が行われた。販売ブースで
は、各種IRグッズ、ダイヤ改正で不要になった駅で使用していた時刻表、忘れ物の傘が販売された。
 IR車両の顔出しパネルで記念撮影では制帽が貸し出される。石川高専建築学科学生の作品展示や津幡町の特産品販売も行われた。
 この日、イベント参加の「いしてつ愛あーるクラブ会員には会員証とポイントカード持参で10ポイントプレゼントされた。
載日:2016/10/21

     
521系初の全般検査

 IRいしかわ鉄道の521系が、同社では初めての全般検査を実施した。検査を受けたのはイメージカラーが黄緑色のクモハ521−10+
クハ520−10。
 全般検査は車両の安全性を保つために法令で義務づけられている4段階の定期検査のうち、96ヵ月に一度実施される最も大がかりな検査。
特殊なクレーンで車体を吊り上げて台車を外し、車体に付いている総ての部品や機械を検査して調整する。検査はJR西日本金沢総合車両所で
行われた。
 車輪を新品に交換したほか、座席のモケットも張り替えられた。加賀五彩のIRカラーラッピングの補修も行われた。最終検査の試験走行で
は福井駅へ乗り入れた。
 
あいの風とやま鉄道所有の521系ではクモハ521−8+クハ520−8が、3月に検査を受けている。521系2次車で車両番号は6〜
15
2009年9月〜10月に川崎重工で製造され84ヵ月経過している。IRいしかわ鉄道は14編成、あいの風とやま鉄道では67、
9、11、12、13、15
編成が対象となる。

愛あーる通信から クレーンで吊り上げられた車体      検査後 あいの風とやま鉄道高岡駅に到着するクモハ521-10+クハ520-10
掲載日:2016/10/21
とやま・いしかわ鉄道共通1日フリー切符発売

 あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道は7月27日、両社区間(金沢駅−越中宮崎駅)で普通列車が乗り放題となる1日フリー切符を発売し
た。切符は利用前日までの購入が必要で、利用できるのは8月1日から2016年3月27日までの土・日曜、祝日。8月10日−16日のお
盆期間と、12月23日−2016年1月3日の年末年始期間は毎日利用できる。
 両社の共同企画の切符は初めてで、あいの風とやま鉄道は「夏から両鉄道の利用を促進しようと企画した」としている。価格は中学生以上
2000円、小学生以下1000円。あいの風ライナ−や、IRいしかわ鉄道で特急列車を使う際は、ライナー券や特急券が必要になる。 


あいの風とやま鉄道 高岡駅                       IRいしかわ鉄道 金沢駅
掲載日:2015/08/01
IRいしかわ鉄道・JR金沢駅にロゴマーク

 北陸新幹線の金沢開業に伴い、3月14日にJR西日本から北陸線金沢−倶利伽羅間 17.8kmの経営を引き継ぐ第三セクター「IRいしか
わ鉄道」のロゴマーク看板が3月5日、JR金沢駅に設置された。
 直径65cmのステンレス製。
IR」の文字をモチーフに、地域と会社が未来に向かって発展していく様子を伸びやかなレールで表現した。
 作業は、利用客が少なくなった3月4日深夜に始まり、作業員が東口の「JR金沢駅」の表示の横に「いしかわ鉄道」の文字パネルを1字ず
つ取り付け、ロゴの看板も設置し、3月5日未明に作業を終えた。今後
東金沢森本津幡倶利伽羅の4駅でも開業までに順次取り付ける。


                                              東口                                                                                                   西口
掲載日:2015/03/07
IRいしかわ鉄道ファンクラブ千人突破・お客さまカウンター開設

 北陸新幹線開業後に金沢―倶利伽羅の並行在来線を運営するIRいしかわ鉄道のファンクラブ「いしてつ愛あーるクラブ」の会員数が、目標
としていた千人を突破した。IRは安定経営につなげるため、さらなる会員の拡大を目指す。
 IRいしかわ鉄道によると、2月25日時点の会員数は1131人で、内訳は石川県内在住者が676人、県外が455人となった。男性は
990人、女性は141人で、小学生以下の子ども会員は88人だった。
 2月28日には「お客さまカウンター」が、JR金沢駅構内にオープンし、3月14日から使える定期券が発売された。窓口には2人が常駐
し、観光客の道案内にも応じる。
 内装には金沢駅コンコースの門型柱と同様に能登ヒバが用いられた。定期券の事前申込数は、2月27日時点で346件となった。

掲載日:2015/03/07
開業記念入場券と企画乗車券発売

 IRいしかわ鉄道は平成27年3月14日より、開業を記念した「開業記念入場券」、「IRいしかわ一日フリーきっぷ」、「金沢駅連絡き
っぷ」を発売する。
  開業記念入場券はIRいしかわ鉄道5駅(金沢、東金沢、森本、津幡、倶利伽羅)の硬券入場券大人各1枚
計5枚をセットにして記念台紙付で
発売。発売期間は平成27年3月14日(土)から一週間程度を予定している。
 IRいしかわ一日フリーきっぷは金沢〜倶利伽羅間が1日普通列車が乗り降り自由となるもので有効期間は1日間。 発売期間と利用期間は
平成27年3月14日(土)から通年で、利用の1カ月前から当日まで発売する。土曜日・日曜日・祝日と特定期間において利用できる。(平成27
年度の特定期間は、4/25〜5/6、7/18〜8/31、12/26〜1/3) 発売金額は大人500円、小学生250円で有人駅で発売する。 
 金沢駅連絡きっぷは東金沢、森本、津幡の各駅窓口において、北陸新幹線やサンダーバード等のJR特急券と乗車券を購入の場合、金沢駅ま
での往復切符を片道分の値段で発売する、有効期間は7日間。


IRいしかわ鉄道の開業記念入場券
掲載日:2015/02/27
車両デザインが決まる

 IRいしかわ鉄道の車両デザインが決定した。コーポレートカラーとロゴマーク、石川の伝統工芸を彩る5つの色(赤・臙脂系、黄・黄土(金)
系、緑・草系、紫・古代紫系、紺青・藍系)を車両デザインに使用することで、親しみやすさと石川らしさを表現した。
 なお、石川の伝統工芸を彩る五つの色は側面のアクセントカラーとして使用し、保有する5編成でそれぞれ異なる配色となる。「いしてつ愛
あーるクラブ」に入会すると、この車両デザインの缶バッジをもれなくプレゼントされる。


IRいしかわ鉄道の車両デザイン                  2編成譲渡されるJR西日本の521系J編成                        缶バッジ
掲載日:2015/02/27
第三セクター会社相互乗入れ

 あいの風とやま鉄道は金沢−糸魚川間を運行するが、隣接のIRいしかわ鉄道、えちごトキめき鉄道と相互乗り入れが行われる。金沢−富山
間では現状程度の本数の相互乗り入れが行われる。えちごトキめき鉄道の列車は泊駅まで乗り入れ、あいの風とやま鉄道の列車のほとんどが泊
までとなり、糸魚川まで乗り入れは通勤通学時間帯の朝夕2往復となる。
 えちごトキめき鉄道は日本海ひすいラインに気動車のET122形を導入する。JR西日本姫新線のキハ122形と同型で、越中宮崎−泊間
の列車はほとんどが、この車両となる。10月27日糸魚川駅で公開され、翌28日、北陸本線を試験走行した。


えちごトキめき鉄道ET122形           あいの風とやま鉄道線521系           IRいしかわ鉄道521系
直江津−泊                   糸魚川−金沢                  金沢−富山
掲載日:2015/02/27