2020/08/29 更新

 あいの風とやま鉄道高岡駅前・JR新高岡駅前から世界遺産バス白川郷行きで、所要時間は白川郷荻町まで2時間10分で、1800円。
利用される場合は加越能バス式HPで確認してください。

 白川郷は岐阜県内の庄川流域の呼称で、白川村と旧荘川村(現高山市)および清見村(現高山市)の一部に相当し白川村は下白川郷、他は上白川郷と呼ばれていた。世界遺産登録後は白川村の荻町地区を指すようになっている。
 白川郷の荻町地区は合掌造りの集落で知られる。独特の景観をなす集落が評価され、1976(昭和51)年重要伝統的建造物群保存地区に選定、19
95(平成7)年には五箇山の相倉地区、菅沼地区と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界文化遺産に登録された。「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」などがその保存にあたっている。
 合掌造り家屋は19世紀末には、岐阜県白川郷と富山県五箇山合わせて1800棟以上あったが、20世紀半ば以降、急激に減少した。ダムで湖底に沈んだ集落もあれば、現金収入が増えてくると、住みにくい家は嫌だということで、合掌造りを取り壊したり、売却する人も増えていった。
 1971(昭和46)年、白川郷荻町集落の自然環境を守る会が発足し、「売らない、貸さない、壊さない」の住民憲章を制定
し、村ぐるみで保存運動を推進した。こうした地道な村づくり運動が功を奏し、1976年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、若者が村に戻ってくるようになり、人口の減少に歯止めがかかった。
 東海北陸自動車道が全線開通し、
白川郷を訪れる観光客が大幅に増加した。1995年度の世界遺産に登録された年が80万人だったが、全線開通で180万人となった。
 合掌造り家屋は萩町で国指定重要文化財和田家、神田家、長瀬家、明善寺が公開され、御母衣で国指定重要文化財遠山家が公開されている。白川郷の合掌造り家屋は屋根の両端が本を開いて立てたような形の切妻合掌造りと呼ばれる様式で、切妻面に玄関がある。富山県の合掌造りとは構造が異なっている。
 合掌造り集落を一望できる荻町城址展望台は、そこで営業する、みやげ店の私有地で観光バスの予約が多い場合など、マイカーの乗り入れを断られる場合がある。


荻町城址展望台から白川郷荻町集落

荻町城址展望台から白川郷荻町集落

荻町城址展望台から白川郷荻町集落

白川郷荻町集落の観光吊り橋から庄川下流側

白川郷荻町地区の河原から庄川

白川郷荻町集落の庄川に掛かる観光吊り橋

川村営駐車場と合掌造り集落を結ぶ「であい橋」

であい橋から白川郷合掌造り民家園そば道場

白川村営駐車場  神姫バス(兵庫) 佐原自動車(千葉) 知多バス(愛知)

村営駐車場の合掌造り総合案内所「であいの館」

明善寺鐘楼と櫟の大木  左は庫裡、奥は本堂

茅葺き屋根の明善寺本堂

合掌造り住宅  和田家 屋根葺き替え前

荻町城址展望台から和田家 屋根葺き替え後

屋根の葺き替えが終わった直後の合掌造り民宿「ふるさと」

民宿「ふるさと」の浩宮徳仁親王殿下(現:天皇)御宿泊記念碑

荻町城址展望台から合掌造り住宅  長瀬家

合掌造り住宅  長瀬家       左は神田家

合掌造り民宿「きどや」

合掌造り民宿「与四郎」

合掌造り民宿「幸エ門」

明善寺前のみやげ店「山峡の家」

関西電力鳩谷ダム

安政の地震地震後に再建された日本ナショナルトラスト保存の旧寺口家

天正の大地震で山が崩壊した帰雲城趾  上に崩壊した山が見える

帰雲城趾の天正の大地震(1585年)犠牲者の慰霊観音像

国道156号線の道の駅「飛驒白川」

国道156号線沿いの平瀬温泉大白川の湯

御母衣ダム堤天端から御母衣電力館

荘川桜公園から御母衣湖

御母衣の国指定重要文化財遠山家

遠山家2階から国道156号線

明善寺鐘楼と庫裡

合掌造り土産店「基太の庄」

合掌造り住宅  神田家

鳩谷ダム湖

鳩谷ダム湖 堰堤付近

白川郷荻町地区の河原から庄川

旧遠山家の銘板

旧遠山家2階の展示品

茅葺き屋根の明善寺庫裡

合掌造り集落の花菖蒲

合掌造り集落のヒメウツギ

高岡駅北口の世界遺産バス 五箇山・白川郷行き