2020/08/20 更新

 あいの風とやま鉄道線の高岡駅南口バスターミナルから、イオンモール高岡行き・済生会病院行きで所要時間約1分で運賃は100円。
利用される場合は加越能バス公式HPで確認してください。

 瑞龍寺は高岡の開祖前田利長公の菩提寺として加賀藩三代藩主前田利常(利長異母弟→養子)が建立した曹洞宗の名刹。典雅な美しさの壮大な伽藍配置様式になっている。山門、仏殿、法堂が1997年に富山県内で初めて国宝に指定され、富山県内唯一の国宝となっている。
 
山門は重層入母屋造りの柿葺きで総欅造り、上層に宝冠釈迦如来と十六羅漢、下層左右に金剛力士像を配置している。
仏殿は屋根が本瓦形鉛板葺きになっており、約47トンの重さがある。内部には高さ6尺の須彌壇創建当時の天蓋などがある。
 「法堂」は銅板葺き総檜造りで仏殿の約2倍の広さをもち、内陣には利長公の位牌が安置されている。
禅堂は1746年に焼失した直後に再建されたもので国指定重要文化財となっている。大庫裏は結露を防ぐために天井には漆喰が塗られ曲線になっている。建物正面に韋駄天尊像が安置される。法堂北側の「大茶堂」防火建造物である土蔵造りの手法を用い、外壁を大壁とし、内部は土天井とするなど大変珍しいもので、外観は僧堂と似ている。
北回廊の一部として国指定重要文化財となっている。
 この他、北回廊に鐘楼があり、南西回廊の奥に前田利長、前田利家、織田信長、同室正覚院、織田信忠を祀る5つの石廟がある。かつては七間浄頭と浴室もあり、七堂伽藍がそろっていた。取り替えた法堂の鬼瓦も庭に展示されている。
 地元新聞社などの主催で毎年、2月、4月、8月にライトアップが行われている。ライトアップ時には高岡駅前や、臨時無料駐車場となるイオン高岡からシャトルバスが運行される。
  瑞龍寺から利長公の墓所まで一直線で872mの八丁道(1丁=109.09m)が続いている。 墓所前には加賀藩から寺領を与えられて、代々墓を守ってきた御廟寺の曹洞宗仙寿山繁久寺がある。代々の寺は1859(安政6)年の火災で全焼し、現在の建物は1862(文久2)年に再建されたもの。


拝観受付前から総門

山門から総門

総門から山門

仏殿から山門

山門の仁王(金剛力士)像 左側の吽形像

山門の仁王(金剛力士)像 右側の阿形像

北回廊から禅堂

南回廊から大庫裡

山門から仏殿

仏殿の釈迦如来、普賢菩薩、文殊菩薩の釈迦三尊像

南回廊から法堂

法堂内部

北回廊鐘楼側

禅堂の木魚

禅堂内部

大茶堂の竈

大庫裡内部

法堂の茶室前 抹茶とお菓子で500円 拝観料抹茶セット券900円

法堂の書院

回廊の延命地蔵

法堂正面の階段の賓頭盧尊者(びんづるそんじゃ)

北回廊の鐘楼

冬のライトアップの山門

冬のライトアップの法堂

山門から総門の西側

西側の畑から禅堂

境内にある石廟

入口付近にある鬼瓦
駐車場から八丁道利長公墓所方向
八丁道途中に前田利長像

八丁道の休憩所「まちの駅たかおか」

利長墓所御廟寺の仙寿山繁久寺

繁久寺本堂

大灯籠がある利長公墓所

禅堂の道元禅師木像

鐘楼の打棒引き綱の錘

総門西側の伽藍配置図    拡大

駐車場からの入口

拝観受付所(左)

利長公墓所近くの八丁道

繁久寺選仏堂

前田利長公墓所入り口繁久寺庭園

繁久寺庭園の紅葉

前田利長公墓所入口

前田利長公墓所の水蓮の池

前田利長公墓碑

前田利長公墓所のスイレン  9月

前田利長公墓所の樫の実  9月

前田利長公墓所のキンモクセイ   10月